コンテスト
『Ichinomiya Chiba Open』3日目 稲葉玲王がR4へ！
5月25日、千葉・志田下で開催中のQS6,000『Ichinomiya Chiba Open』は3日目を迎え、R3の残りヒートが全て進行。
その後、同時開催のウィメンズQS1,000がR1から一気にSFまで進み、早くもファイナリストが決定しました。
サイズダウンに加え、日中は南よりの風も強まり、コンテスト期間中では最も難しいコンディションになったこの日。
ハイスコアが多かった前日までと比べるとミドルスコアが目立ち、4マン・プライオリティの活用が勝負を左右していました。
そんな中、48人に絞られるR4進出を決めたのは、元CT選手のトム・ウィタカー(AUS)、ディオン・アトキンソン(AUS)、ネイザン・ヘッジ(AUS)など。
エヴァン・ゲイセルマン(USA)、グランジャー・ラーセン(HAW)、フレデリコ・モライス(PRT)、トーマス・ウッズ(AUS)らの強豪も勝ち上がった一方、メイソン・ホー(HAW)、パトリック・グダスカス(USA)、ジェイコブ・ウィルコック(AUS)、リカルド・クリスティ(NZL)はここで姿を消すことに．．．。
「今日の波はホームの平均的な一日のようだね。自分はフロリダから来ているので、このようなコンディションで良くサーフィンしているよ。最も難しいことは、彼らの中でベストな波を掴み、スコアを出すことさ。とても難しかったけど、楽しかったね」
この日のオープニングヒートでトップ通過したエヴァン(写真上)はスモールコンディションの日が多いフロリダ出身で、昨年のQSランキングは32位。
2015年の12月、パイプラインでワイプアウトした後に意識を失い、プロボディーボーダーのアンドレ・ボサに救助されて一命をとりとめたことが大きなニュースになっていましたが、後遺症などはなく、今シーズンはすでにQSに3戦出場してランキング55位です。
日本人では稲葉玲王(写真最上部)が最終ヒートでツアー2年目のキアヌ・アシング(HAW)、元CT選手のマーロン・リプケ(PRT)らと対戦。
1位から3位が約1ポイント差で並んだクロスゲーム。それもキアヌはこの日唯一の9ポイント台をマークしていましたが、稲葉玲王がトータルで上回り、2位通過を果たしました。
「ここでは何から何までサポートしてもらい、とてもやりやすい。CT選手であり、友人でもあるキアヌとの対戦はナーバスになったね。ハワイでは彼の家に滞在させてもらっているんだ。そんな彼にプラオリティを使用するのは嫌だったさ。それでもヒートを通過出来てストークしているよ」
志田下がホームの稲葉玲王。特にイベント前は集中的に練習を重ね、今回は田中樹のコーチの元でハイレベルな戦いを制していました。
これでR4進出を決めた日本人は稲葉玲王と仲村拓久未の2名のみ。
仲村拓久未はH8でエヴァン・ゲイセルマン(USA)、ミッチェル・ジェームス(AUS)らと対戦。
稲葉玲王はH11でトーマス・ウッズ(AUS)らと対戦します。
ウィメンズはグレードが低いこともあり、海外勢の出場は少なく、SFまで勝ち上がってきた選手も全て日本人。
ウィメンズではハイエストスコア並びにハイエストヒートスコアをマークした橋本恋(写真上)を始め、野呂玲花、須田那月がファイナルへ。
「左側のレフトが良いと分かったので、ヒート中はそこに集中したわ。このコンテストではベストを尽くしている。だから、ファイナルまで進めて本当に嬉しい。あとは波が上がることを願いたいわ」
また、NSAではすでに結果を残している中学生の松田詩野がQFで大村奈央、SFで田代凪沙などの強豪を抑えてファイナリストに選ばれています。
5月26日のファーストコールは7時30分。
ライブ中継は公式サイトで配信されます。
ICHINOMIYA CHIBA OPEN powered by GoPro オフィシャルサイト
photo: WSL Covered Images
コンテストスタート前、朝の練習風景
なお、大会会場にはBCMのテントブースがあり、大会ノベリティグッズとして数量限定のクリアファイルを無料配布中です。
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