コンテスト
QS6,000『Ichinomiya Chiba Open』開幕!
ASPからWSLに団体名が変わり、QSのグレードが1スター〜プライムから1,000〜10,000に変更後、日本では最もグレードが高い6,000が千葉の波乗り道場こと志田下で開催。
5月23日の初日はオフショアが持続、前日に入った低気圧からの大きなウネリがゆっくりと落ち着く傾向の中、R1からR2のH12まで行なわれました。
R1では前日のトライアルを勝ち上がった林健太(写真最上部)、脇田泰地を始め、西優司、加藤嵐、渡辺寛がラウンドアップ。
セカンドシードが登場したR2、H12を終了した時点では林健太のみが日本人でラウンドアップを決め、大澤伸幸、西優司、大野修聖は敗退。
「今日の志田下は本当に難しい波。ハイスコアを2本揃えるのは厳しいから、アベレージスコアを数本まとめたんだ。ここでのサーフィンの経験がある分、他の選手より有利だったね。トライアルから勝ち上がってラウンド3まで進めて興奮している。ビッグイベントが日本に復活したことは、この国のサーフィン界にとって良いことだと思う。ローカルサーファー達が世界で活躍している選手を生で見れるからね」
2003年、新島で開催されたCTにも参加経験がある林健太。
エアリアルもバレルもこなす器用な選手だけに難しいコンディションだった初日でも一際目立つ存在でした。
その他にR2を勝ち上がったのは、イーサン・ユーイング(AUS・写真上)、トリー・マイスター(HAW)、オニー・アンワー(IDN)、レオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)、カイ・ハイング(AUS)、セス・モニーツ(HAW)、喜納海人(HAW)、イアン・ゴウベイア(BRA)、パーカー・コフィン(USA)など。
ハイエストスコア並びにハイエストヒートスコアを出したのはローテーションエアーをメイクしたブラジリアンのヤゴ・ドラ。
9.67と9.50。トータル19.17とパーフェクトに近い数字でした。
「今まで参加したイベントで最もグレードが高い一つだよ。ルーカスを始めとした手強い対戦選手とのヒートは緊張したね。自分らしいサーフィンが出来るような波を意識して選んだのさ。JQSが終了してQSの大きなイベントに集中出来るのは本当に嬉しいよ」
QS、CTへのステップのために新たに出来たオーストラリアのジュニアQS、通称JQSを4勝という圧倒的な成績で制し、QSのシード権を得たイーサン。
CTのカレントリーダーであるマット・ウィルキンソン(AUS)、タイラー・ライト(AUS)のコーチ、マイクロことグレン・ホールとも関係するオーストラリアでは最も期待されている選手です。
イベント前に発表されていた五十嵐カノア、シーバスことセバスチャン・ズィーツ(HAW)、ダスティ・ペイン(HAW)、ジャック・ロビンソン(AUS)などが急遽キャンセル。
そんな中、一番の注目を浴びているのは、リプレイスメントとして2戦連続でCTに参加し、QSのカレントリーダーでもあるレオナルド(写真上)でしょう。
「シーズン始めから変わらず、最も集中しているのはQSだよ。CTのイベントに参加してから、スコアを出す自信が増したんだ。ここのような波でもスコアを出すことが出来る。ヒートを通過してストークしているよ」
レオナルドはR3でソリ・ベイリー(AUS)、ヘイター・アルヴェス(BRA)などと対戦します。
R2の残りヒートには、仲村拓久未、大橋海人、脇田泰地、村上舜、新井洋人、辻裕次郎、加藤嵐、渡辺寛。
その中でもメイソン・ホー(HAW)と対戦する新井洋人に注目です。
5月24日のファーストコールは6時30分。
ライブ中継は公式サイトで配信されます。
ICHINOMIYA CHIBA OPEN powered by GoPro オフィシャルサイト
photo: WSL Covered Images
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