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シェーン・ドリアンにフィットネスについてQ&A
世界で最もフィットネス(健康、体力があるなど)なサーファーとは?
それは難しい質問ですが、マーヴェリックスやJAWS、ワイメアでチャージするなら心肺機能が強くないといけませんし、波が上がった時にそのラインナップに並ぶサーファーは少なからずトレーニングはしてスペシャルな日に備えているのが常識です。
今回は元CT選手、ケリー・スレーターやロブ・マチャドなどと共に’モーメンタム世代’という一時代を築き、現在はビッグウェーブにフォーカスしているシェーン・ドリアンにアメリカのサーフメディア『STAB Magazine』がインタビュー。
例えビッグウェーブとは無縁でも、年齢を重ねても高いレベルでサーフィンを維持したい方には彼の答えに数多くのヒントが隠されていると思います。
■SD=シェーン・ドリアン
CT時代からサーフィン以外に健康を維持するためのベストな方法を見つけていたの?
■SD
フルタイムで世界を回っていると超ハード。
あの頃はランニングシューズ、縄跳びを持参して体重を維持していたけど、プログラムを維持するのは難しかったよ。
今のようにコーチやトレーナー、理学療法士などが同行しない時代もあったから、自分達でモチベーションを維持しないといけなかったんだ。
ツアーを引退した後、ビッグウェーブのためにフィットネスのレベルをどのように高めたの?
■SD
クロスフィット(アメリカの競技を伴うフィットネス団体)を1時間行なっている。
余計なことを考えなくて良いし、とても便利で自分を高める素晴らしい効果があるよ。
あのトレーニングは仲間と一緒に行なえるし、効率も良くて本当に楽しいんだ。
フィットネスや健康について、今まで最も影響を受けた事とは?
■SD
50代、60代、そして70代になってもまだサーフィンを中心に生活をしている人達にインスパイアされているし、モチベーションになっているよ。
エディに出場していたトム・キャロルや、クライド・アイカウ(エディでは最年長の66歳)を見てみなよ。
もし、16歳の時の自分にアドバイスを与えられるとしたら?
■SD
特にないね。
多分、同じことを全て繰り返していると思う。
昨年のCTで最もフィットネスなサーファーは誰だったと思う?
■SD
ハッキリとは言えないけど、オーウェン・ライトか、ガブリエル・メディナかな。
この二人はとてもフィットネスだと思う。
彼らのヒートを見ていると疲れを感じないし、優勝を確信しているかのように見える。
その自らの信念や自信は海の外で培うことが出来るのさ。
ツアーでもトレーニングをしていないサーファーがいるのが自分を困惑させることもある。ウェイトを限界まで持ち上げる必要は無いとね。
常にフィットネスに力を注ぐことは大きな自信や勝利にも繋がるし、それは時に信じられないような力を発揮する。
ミックやパーコのワールドタイトル獲得が良い例だよ。
体型を維持するために特に他のスポーツを行なっているの?
■SD
特にはしていないよ。
山で弓を使ったハンティングをするくらいかな。
標高の高い場所でハイキングをするから、肺と足の強さとスタミナのために良いクロストレーニングになる。
ハンティングが成功した時に新鮮なタンパク質も得ることが出来るしね。
フィットネスとトレーニングにどれだけの時間を費やしている?
■SD
一日1時間を週に4日か5日は行なっている。
5ヶ月前に腰を痛めてからは、通常のトレーニングより軽くしているけどね。
早く元に戻りたいよ。
ストレッチやヨガは効果的だと思う?
■SD
ストレッチやヨガを習慣にすることは怪我の予防になると思う。
加減が必要だけどね。
トレーニングをやり過ぎることは逆に怪我に繋がることもあると信じている。
オーバートレーニングはダメだよ。
CTで最もフィットネスとは言えないサーファーは誰だと思う?
■SD
そんなの分からないよ!
今はみんな気を使っているんじゃない。
陸のトレーニング無しでサーフィンだけというサーファーもね。
Fitness meets the World Tour with Shane Dorian
photo: WSL Covered Images
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