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THE EDDIE IS NO GO!!



現地時間2月10日に開催が予定されていた『THE EDDIE』こと『The Quiksilver In Memory of Eddie Aikau』ですが、予想されていた大きさの北西ウネリが入らず、朝の時点で見送りが決定しました。

28名の招待選手によるこのビッグウェーブコンテストの開催条件は20ftオーバーのウネリ、パーフェクトなワイメアが最初のヒートから最後のヒートまで全8時間続くこと。

今回はイエローアラートから48時間前のグリーンアラートまで発令。用意されている8ヒート全てのカードが公表され、ワイメアには前日からの泊り込み組みを含め、多くのギャラリーがスタンバイ。大渋滞となり、イベントの注目度の高さを改めて感じさせていましたが、自然が相手だけに今回の決定は受け入れるしかありません。

「Quiksilver」のイベントディレクター、グレン・モンカタは、「残念ながら、今日のベイ(ワイメア)でコンテストを行なうことは出来ない。予想していたストームが北に反れてノースカリフォルニア方面に向かってしまったんだ。現在、私達は波に関する多くのデーターを持っているが、’母なる自然’を完璧に予想することは不可能ということが証明された。全ての予報士は今日だと決めていたのに、外れてしまったのさ。しかし、条件に叶うウネリが入れば、来週にでも開催される可能性があるよ。これだけは言う。’私達はサイズや条件に決して妥協はしない’」とコメント。

史上最強のエルニーニョと言われている今冬。ウェイティングピリオドは2月29日まであるので、まだ開催される可能性はあると思って良いでしょう。

エディの弟で1986/1987に優勝したクライド・アイカウは、「自然のことだから誰も分からないが、これは正しい判断さ。昨夜は大渋滞の中、9時まで運転してやっと辿り着き、すでに多くの人がキャンプをしたり外で料理をしていた。本当に大変な思いをしたよ。でも、ここでは多くの人の素晴らしいサポートによって本当にエキサイティングな波に乗ることが出来る。それはハワイアンだけではなく、世界中から集まったサーファーもね。今でも人々はエディのことをリスペクトしているし、エディの思いが次の世代にも影響を与えていることは家族として誇りさ」と話していました。



ちなみに『THE EDDIE』が最後に開催されたのは2009年の12月で、グレッグ・ロング(写真最上部)が優勝。
日本人として唯一招待され続けている脇田貴之(写真上)は当時38歳で、今年は44歳。
先日の『Volcom Pipe Pro』では強豪揃いの中、R4進出を果たしており、ワイメアが上がった時は常にラインナップに姿を現してチャージを続けています。

WSL公式サイト

『The Quiksilver In Memory of Eddie Aikau』公式サイト

なお、グレン・モンカタのコメント通り、ノースカリフォルニアには今冬最大のウネリが向かっており、マーヴェリックスでは2月12日の金曜に「Red Bull」主催の招待制コンテスト、『Titans of Mavericks』が開催予定。
グレッグ・ロングを始め、シェーン・ドリアン、マーク・ヒーリー、ネイザン・フレッチャーなど『THE EDDIE』の選手とも重なるため、ハワイからすぐにノースカリフォルニアへ移動を強いられているようです。
こちらのライブ中継は公式サイトで日本時間13日の午前1時からを予定しています。
最新情報はTwitterなどでお知らせします!

『Titans of Mavericks』公式サイト

『Red Bull』公式サイト

photo: WSL Covered Images

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