コンテスト
『Ericeira World Junior Championships』4日目 前田マヒナSFへ!
強い西〜北西ウネリと西よりの風、ストーミーコンディションに悩まされている今年のワールドジュニアチャンピオンシップ『Ericeira World Junior Championships』ですが、ファイナルデイに向けて着々とヒートが進行。
コンテスト4日目も湾になっているバックアップ会場の「Praia dos Pescadores」で行なわれ、公式2-3ftレンジのバンピーな波でウィメンズのR3・H3からQFまで進行。SFを戦う4名が決定しました!
前日のR3で1位通過、ダイレクトにQFにコマを進めていたハワイ代表のディフェンディングチャンピオン、前田マヒナ(写真最上部・下)は敗者復活戦のR4から勝ち上がってきたポルトガル代表のカミラ・ケンプと対戦。
一本目で7.83と良いスタートを切った前田マヒナは8.00のスコアを重ね、トータル15.83。中盤に追い上げてきたカミラの追随を許さず、SFへ。
「調子は100%と言えないけど、ファイナルデイに残ってまた’Ribeira’でサーフィンしたかったわ。カミラは素晴らしいサーファーだし、激しいヒートだった。彼女はこの一年で成長している。このイベントのダークホースだったと思う。私達は何度か対戦経験があったし、タイトル獲得のために倒さなければいけない相手だったの。彼女と戦う機会を与えられ、それに勝つことが出来たのは本当に嬉しいわ」
彼女のコメントにある’Ribeira’はメイン会場。正式名称「Ribeira D’Ilhas」はオーストラリアのベルズに似たライトのポイントブレイク。ポルトガルにいくつもあるワールドクラスの波の一つです。
世界中から集まったジュニアはコンペティターと同時に一人のサーファーでもあり、この波に乗るのを楽しみにポルトガル入りしたというコメントも数多く聞きます。
SFに残った4名の内、たった一人のポルトガル代表となったテレッサ・ボンバロ(写真上2枚)
2015年のウィメンズ・ワールドツアー、ポルトガル戦では15歳にしてワイルドカード出場を果たしていました。
QFでは北米代表のティア・ブランコを相手に7.33と終了間際には7.93をスコアしてトータル15.26。コンビネーションの圧勝。
「昨年はQFで敗退し、今年はその結果を上回ったことにまずは喜びたい。ここから先はボーナスステージよ。優勝するために全力を尽くしている。ファイナルは波が良くなることを願うわ。出来れば’Ribeira’でね。これから数日はメンズのヒートが続くと思うの。だから、少し休みながらフリーサーフィンを楽しむつもりよ」
その他にSF進出を決めたのは、ホリー・ウォン、イザベラ・ニコルズ。
オーストラリア代表の2名が勝ち上がっています。
オフィシャルフォーキャストの『MagicSeaweed』によると強い西〜北西のウネリが続き、風向きは南西から南よりに変わって更に強まる予報。
ネクストコールは現地時間1月8日の午前7時45分(日本時間の同日午後4時45分)
WSL公式サイト
photo: WSL Covered Images
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