スマトラ沖地震:サーフポイントへの影響 | サーフィンニュース BCM | 業界ニュース

TOPNEWS > 業界ニュース
NEWS / BCMサーフィンニュース

業界ニュース

スマトラ沖地震:サーフポイントへの影響

現地時間26日の午前8時(日本時間午前10時)頃にインドネシアのスマトラ島沖で発生した「スマトラ沖地震」につきましては、各種メディアからのニュースで、周辺各地での深刻な被害状況が伝えられています。
今回、被災地となった各国には、私たちサーファーにも馴染み深いサーフ・スポットが数多く含まれていますので、現段階(28日午後)時点でBCMに伝わっている情報を整理してお伝えします。
(情報源は日本人サーファー向けにサーフ・ツアーを主催している各旅行会社など、および当社専属の海外情報スタッフです。)

■スマトラ島北部
震源地に最も近いサーフ・エリアであるバンダ・アチェ付近に関しては、このところ内戦状態にあったことを受け、サーフ・ツアー自体が控えられていたため、現在のところほとんど情報が入っていません。

■スリランカ
島の西岸で国際空港のあるコロンボから、スリランカの最もメジャーなサーフ・スポットであるヒッカドゥア(島の南西岸)に至る幹線道路が、津波による被害で通行不能となっている模様。
ちなみに携帯波情報サイト「+BCMサーフパトロール」内のコラム「One Earth」の執筆者であるハルさん(福島晴之氏)は、今回はたまたま日本に戻られていましたが、28日の朝に現地スタッフであるマンボと電話で連絡をとったところによれば、ハルさんのショップ「A-frame」の仲間たちは全員無事とのこと。しかしヒッカドゥア近郊でハルさんが経営しているショップ3店舗の建物は全て崩壊して流されてしまっているらしく、周辺一帯が同様に被害を受けている模様。
島の南東岸にあるアルガンベイなどのポイントに関する正確な情報はまだ入っていませんが、東からのウネリにはより敏感なため、さらに深刻な被害の可能性があります。

■モルディブ
大小約1200の島々からなるモルディブにはリゾート島やアウター・リーフのサーフ・スポットが無数にありますが、今回の津波によって全体の3分の1の島々が水没したと伝えられています。日本のサーフ・ツアーを主催する各社がサーフ・キャンプで使用しているホテルなどの建物は、ほとんどがモルディブ諸島の東側に位置することもあって、一様にかなり深刻な被害を受けている模様です。

■その他
一方で、スマトラ島の西に位置するニアスのサーフ・キャンプは無事だったとのこと。
またスマトラ島の南東に位置するジャワ、バリ、ロンボクなどのスポットでも、これまでのところ大きな被害は伝えられていません。
その他、タイのプーケット島でリゾート施設に深刻な被害が出ていることは、既にニュースなどで伝えられている通りです。

こうした状況を受けて、年末年始にスリランカやモルディブへのトリップを予定していた日本人サーファーたちが、相次いで元の予約をキャンセルし、行き先をバリ方面などへと変更しているとの情報も入っています。

なお、弊社や各旅行代理店宛にも、被災地に出掛けている友人・知人などの安否を尋ねる問い合わせが数多く寄せられていますが、今回BCMで取材を行ったサーフ・ツアー各社のツアー客の安否は全て確認が取れており、今のところ日本人サーファーが被害にあったとの情報はありません。

BCM の Facebook に「いいね!」をしよう

※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。

関連キーワードで他のニュースを探す

スマトラ沖地震