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東京オリンピックの追加競技にサーフィンが選ばれた!?

 
2020年の東京オリンピックの追加競技にサーフィンが選ばれることがほぼ確定。

今年6月の最終候補8競技、野球・ソフトボール、空手などから5競技に絞られた結果が9月25日に発表され、サーフィン、野球・ソフトボール、空手、ローラースポーツ(スケートボード)、スポーツクライミングを国際オリンピック委員会(IOC)に提案する方針。
2016年8月のIOC総会を経て正式に決定されます。

サーフィンがオリンピックの競技として認められるのは世界初。
サーフィン大国、オーストラリアで2000年に開催されたシドニーオリンピックでは、真剣に協議されたものの、会場や競技人口などの面から難航の末に見送られた経験があります。

今回の結果はIOCが重視した「若年層の人気」という条件に加え、日本だけではなく、ヨーロッパや世界各国での近年のサーフィン人気、ヨーロッパの『Wavegarden』、『Surf Snowdonia』など会場として可能性があるウェーブプールの進化。
また、『Vans US Open of Surfing』で日本人として初優勝した大原洋人の活躍、9月に設立された「自民党マリンスポーツ議員連盟」、日本中で行なわれた『オリンピックの夢をかなえる1万人のビーチクリーン』など様々な理由が背景にあったと考えられます。

国別の競技と言えば今年で50周年を迎える世界最大のアマチュアサーフィン組織、ISA(インターナショナル・サーフィン・アソシエーション)主催の『ISA World Surfing Games』が第一に上げられ、日本は2013年の国別対抗の『Aloha Cup』で初の金メダルを獲得。
個人でも2012年に仲村拓久未が銀メダルを獲得するなど、ここ数年で確実に実力を伸ばしています。

今年の『ISA World Surfing Games』の参加国は27カ国。
2012年に開催されたロンドンオリンピックの参加国は204カ国。

実際にオリンピックでのサーフィンに参加する国の数は未定ですが、北米やISAで強い南米、中米、オセアニア、アジアから多くの国が金メダルを目指して出場することは間違いないでしょう。

競技としてのサーフィンに興味がないサーファーでもオリンピックとなれば話は別だと思います。
それがテレビや新聞で大きく取り上げられれば、なおさらでしょう。
サーフィン=スポーツとしての認知度が上がれば、普段私達がサーフィンする場所の環境が整う可能性があり、今回のオリンピックでの採用は良い面が多いと予想されます。

また、ローラースポーツ(スケートボード)もサーフィンと密接な関係にあり、ショーン・ホワイト、平野歩夢、平岡卓などが盛り上げた冬季オリンピックの時のように若年層の心を捉えてきそうです。

会場は未定ですが、文中にもある通り、ウェーブプールを建設する可能性があります。
その他、東京近郊のサーフィンスポットになった場合でも駐車場や道路の整備、選手村の設置など会場や周辺の開発がこれから5年後の開催に向けて行なわれることになります。

ウェーブプールで行なわれるにしても、サーフィンの原点は海という大自然。
ぜひ、環境を配慮した開発を願いたいところです。

サーフィンの追加競技発表に5年後が待ち切れなくなった2020年の東京オリンピック。
キッズサーファーに大きな夢が出来たと共に、日本中、いや世界中のサーファーにとって特別なオリンピックになるのでは?

photo:ISA

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