コンテスト
JPSAショート&ロングボード『ALL JAPAN SURFING CHAMPIONSHIP』終了!
8月25日〜30日に千葉の志田下〜太東で『ALL JAPAN SURFING CHAMPIONSHIP』が開催!
今イベントはショートボード、ロングボードに加え、50周年を迎えたNSAとの共同開催となり、期間中は全国からトップサーファーが集結。
台風15号が残したウネリやこのエリアの天敵となるオホーツク海高気圧から流れ込む北東風、その風がもたらした強いウネリでハード、ジャンク、おまけに悪天候とコンディションは悪かったものの、それも自然を相手とするサーフィンのコンテストの宿命。
特にハードだった前半に男子のスケジュールを集中させるなどの調整をして無事に全ての日程が終了しました。
今回は通常のイベントと異なり、R6とSF、ファイナルはマンオンマン。4人ヒートの時よりも優先権の使い方がシビアになっていました。
男子のショートボードは4戦中3勝と圧倒的な強さでカレントリーダーの座をキープしている仲村拓久未が今回も順調に勝ち上がり、トップシードとして登場したR4から全て1位通過。SFではディープなバレルをメイクして10ポイントを叩き出していました。
ファイナルは、シード権を持たずR1からの戦いを強いられながらも、他を寄せ付けない世界基準のサーフィンを披露して全て1位通過の村上舜と対決。
序盤はクロスゲームでしたが、後半に9.35を含むトータル17.60をスコアした村上舜(写真最上部)が仲村拓久未を抑えてJPSA初優勝!
女子はカレントリーダーの庵原美穂がR3で早々と姿を消した一方、2位の田代凪沙、姉妹で活躍している宮坂莉乙子がファイナルに進出。
宮坂莉乙子がロースコア止まりで苦戦する中、田代凪沙(写真上)はアウトからしっかりと波をキャッチしてフィニッシュまでコンプリート。8.25をスコアし、4.25のバックアップでトータル12.50。
昨年の新島以来の優勝を決めました。
男子のロングボードは3戦中2勝を上げている森大騎と櫻岡甲太、このエリアをホームとする両者がファイナルで対戦。
序盤はパワフルなマニューバーで8.00をスコアした櫻岡甲太がリードをした場面もありましたが、森大騎がノーズライドとマニューバーの組み合わせでスコアを重ねて逆転。
難しいコンディションにリズムを崩した櫻岡甲太を抑えて今シーズン3勝目。ロングボードは全6戦で残り2戦のため、森大騎(写真上)がグランドチャンピオンを獲得する可能性は極めて高いと言えるでしょう。
女子は4戦中、4度目のファイナル進出を決めた吉川広夏が菅谷裕美と対決。
前半にハングファイブをベースとしたライディングで8.00をスコアした菅谷裕美に対して吉川広夏は波選びに苦戦。
最後までスコアを伸ばせず、菅谷裕美が逃げ切る形で優勝!
しかし、タイトル争いでは吉川広夏が2位以下を大きく引き離しており、森大騎同様にグランドチャンピオンはほぼ確実です。
JPSAの次のイベントは9月3日〜6日に茨城の大洗で開催されるショートボード第6戦『第20回 I.S.U茨城サーフィンクラシック さわかみ杯』
ロングボード第5戦は10月3日〜4日に湘南の茅ヶ崎で『クリオマンション 茅ヶ崎ロングボードプロ』が開催されます。
『ALL JAPAN SURFING CHAMPIONSHIP』
JPSAショートボード第5戦
1位 村上舜
2位 仲村拓久未
3位 松岡慧斗、大澤伸幸
女子
1位 田代凪沙
2位 宮坂莉乙子
3位 宮坂桃子、大村奈央
JPSAロングボード第4戦
1位 森大騎
2位 櫻岡甲太
3位 秋本祥平、佐久間秀人
女子
1位 菅谷裕美
2位 吉川広夏
3位 岡澤紫穂、小高惠子
JPSA公式サイト
photo: 日本プロサーフィン連盟(JPSA)
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