コンテスト
『Rip Curl Pro Bells Beach』ウィメンズがハイスコアを連発!
毎年イースターホリデーに合わせて開催される『Rip Curl Pro Bells Beach』は現地時間4月2日もゴーサインが出されました。
初日のクリーンなベルズとは一転してサイズアップ傾向ながらオンショアが吹き続いた2日目。
午前中はオンホールド。お昼過ぎから再開され、メンズのR1の残りヒートとウィメンズのR1が終了。
ゴールドコーストでの開幕戦と違い、足早にスケジュールが進行しています。
風の影響が入った難しいコンディションとはいえ、現在のウィメンズは対応出来るスキルが十分にあり、見応えあるライディングにハイスコアが連発。
特にH2ではシルヴァナ・リマ(BRA・写真最上部)がメンズを上回るようなビッグマニューバーでパーフェクト10をスコア。このヒートは9.67を含むトータル18.37をマークしたサリー・フィッツギボンズ(AUS・写真下)に抑えられたものの、開幕戦に続き2度目の10ポイントは彼女の強さを印象付けるには十分でした。
シルヴァナの猛烈な追撃を振り切ったサリーは、「この場所でのサーフィンはとても調子が良いの。強い自信を持ってトラックを刻み続けたわ。ベルズはとても面白いし、自分の時間をエンジョイしている」とコメント。
開幕戦ではR4でシルヴァナに敗れたサリー。見事にリベンジを果たし、R3進出を決めました。
サリーの次のヒートに登場したカリッサ・ムーア(HAW・写真上)もハイスコアを出した一人。
大きな虹が架かった大空の下、序盤にバンピーなフェイスでスピーディーかつパワフルなカービングを連発して9.00。
後半にはファーストターンで渾身のレイバック、大きなラウンドハウスカットバックで8.90のバックアップを重ね、トータル17.97でディミティ・ストイル(AUS)とワイルドカードのポーリン・アドゥ(FRA)をコンビネーションに追い込んで圧勝!
「ヒートの前にビーチから波を見ていたけど、本当に難しい波だと思ったわ。アウトに出たらシンプルに考えるだけ。良い波に数本乗れたのはラッキーだった」
今シーズンは開幕戦を制してカレントリーダーだけに与えられるイエロージャージを身に付けたカリッサ。
ベルズは2013年、2014年と2年連続で優勝している相性の良い場所。
もちろん、今年も狙っていることでしょう。
その他にR1を1位通過したのは、ビアンカ・ベイタンタグ(ZAF)、ステファニー・ギルモア(AUS)、ジョアン・ディファイ(FRA)、レイキー・ピーターソン(USA)
ウィメンズのR1の前に行なわれたメンズR1の5ヒートは、ナット・ヤング(USA)、ジョエル・パーキンソン(AUS)、ジョシュ・カー(AUS)、オーウェン・ライト(AUS・写真上)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)がラウンドアップした一方、開幕戦でツアー初優勝を決めたフィリッペ・トレド(BRA)は敗者復活戦のR2へ。
初日にケリー・スレーター(USA)がスコアした8.50のハイエストを塗り替える8.90をマークしたオーウェンは、「風が強くて何も聞こえず、8.90をスコアしたことも分からなかった。とにかくスコアが出やすいような波を探していた。あの波に乗れたのはラッキーだったさ。今朝の波を見た時点でオフだと思ったよ。だから、ブラブラして映画を見たりしていたんだ。コンテストがオンと聞いた時は、本当に?とビックリして急いで会場に向かったよ。ヒートでも混乱は続いたね。終わってからサインをしていた時も自分が勝ったことを理解していなかった。セキュリティに教えてもらったくらいだよ(笑)」と話していました。
なお、前日のR1で素晴らしいライディングを披露してR3に進んだケリーは、自身のinstagramでベルズ戦を最後に引退を表明。エイプリルフールか?とも言われていますが、ビジネスに力を入れている最近の動向や、昨年の「Quiksilver」離脱の時も同じ日に発表されたことを考えると信憑性は高いのでは?
このニュースは正確な情報が入り次第、改めてお使えします。
『Rip Curl Pro Bells Beach』のネクストコールは現地時間4月3日の朝8時00分(日本時間の同日6時00分)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると南西ウネリは一旦サイズダウン。週末には次の南西ウネリが入り、週明けにピークを迎える予報。
WSL公式サイト
photo: WSL Covered Images
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