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ASPウィメンズワールドツアー第10戦『Target Maui Pro』開幕!



ステファニー・ギルモア(AUS)が6Xを決めるのか?それともサリー・フィッツギボンズ(AUS)、タイラー・ライト(AUS)が共に初のワールドタイトルを手にするのか?
10月初旬に終了したポルトガル戦から約2ヶ月のインターバルの後、マウイ島・ホノルアベイで最終戦『Target Maui Pro』が開幕!
冬のノーススウェルとトレードウィンドによって条件が整った現地時間11月25日にR1の全てのヒートが終了。

2009年以来の開催地となったホノルアベイ。マウイ島の北西に位置し、岬から割れるライトの波は世界でも有数のポイントブレイク。条件が揃った時はハワイの他の島からもサーファーが集まり、混雑は避けられませんが、レギュラーフッターのエキスパートなら一生に一度は訪れたい素晴らしい波と言えるでしょう。

R1はタイトル争いに絡むステファニー、サリー、タイラー共に1位通過でR3に進出。
タイラー(写真最上部)に関しては9.67を含むトータル18.90のハイエストヒートスコアをマーク。
ハイエストシングルスコアは最終ヒートに登場したビアンカ・ベイタンタグ(ZAF)に更新されたものの、彼女のパワフルなサーフィンはホノルアベイのクリーンな波にフィットしていました。

「ヒートではコンペティションということを意識しないように努力したわ。みんなが良いサーフィンをしているのを見るのは大好きよ。アウトにいる時、それに大きく影響されて自分のベストを尽くしたいと思うの。サーフィンをしている時は脳みそを空にして、ただ波にラインを描くことだけを考えている。普段はアートの才能なんて無いけど、海に入るとクリエイティブに変わるのよ。本当に楽しくサーフィンをしている時、それは同時にベストのサーフィンが出来ているということなの」とタイラーはコメントを残していました。



2007年から3年連続でマウイ島でのイベントを制していたステファニー(写真上)は、ココ・ホー(HAW)とローカルワイルドカードを相手に8.67を含むトータル14.34で圧勝。このヒートは波数が非常に少なく、ステファニーは2本。他の2名は僅か1本しか波に乗れず、ステファニーは運に助けられた部分もありました。

ヒート後のインタビューでは、「あのヒートの最強の敵は海だったわね。ここでは何度もサーフィンした経験があるから、状況がとても変わりやすいことは知っている。辛抱強く待って良い波を見つけることが出来たわ」と話していました。

ステファニーのヒートの後に登場したサリー(写真下)は、波数が少ない状況を考慮して序盤に入ったセットを立て続けにキャッチ。6ポイント台を2本まとめて早々と主導権を握っていました。中盤から追い上げてきたアラーナ・ブランチャード(HAW)、ディミティ・ストイル(AUS)をかわし、自身のハイスコアを更新してラウンドアップ。

「今年最後のイベントに加え、タイトルレースも続行している。とてもエキサイティングだし、ラッシュガードを着てパドルアウトするのが楽しみで仕方なかったわ。次のラウンドでは、もっと凄いことをして自分のパフォーマンスを高めたい。待ち切れないわね」とサリー。



今シーズンはブラジル、フィジーを2連勝。その後も取りこぼしなく上位入賞を続け、トラッセルズでカレントリーダーに浮上。しかし、ポルトガルで優勝したステファニーにその座を奪われ、涙をこらえながらインタビューに答えていたのが印象的でした。あれから約2ヶ月。笑顔を取り戻して挑んでいる最終戦。過去に何度もタイトル争いに絡みながら2位止まりのサリー。「今年こそは!」という気持ちは誰よりも強いと思います。

その他にR3行きを決めたのはマリア・マニュエル(HAW)、コートニー・コンローグ(USA)、ビアンカ・ベイタンタグ(ZAF)
タイトルレースから脱落した昨年のワールドチャンピオン、カリッサ・ムーア(HAW)などは敗者復活戦のR2行きに...。
ネクストコールは現地時間11月26日の朝7時30分(日本時間27日の午前2時30分)



なお、この日はオアフ島・ノースショアのサンセットビーチで『Vans Triple Crown of Surfing』の第2戦『Van’s World Cup』が開幕してR1の16ヒートが全て終了。
ディフェンディングチャンピオンのエゼキエル・ラウ(HAW)を始め、トム・ウィタカー(AUS)、パンチョ・サリヴァン(HAW)、クリス・ワード(USA)、喜納海人(HAW)、ダミアン・ホブグッド(USA)、コナー・オレアリー(AUS)、ネイザン・ヘッジ(AUS)、五十嵐カノア(USA・写真上)などがラウンドアップ。
日本人として唯一参加していた大原洋人は早くも姿を消しています。

ASP公式サイト





photo: ASP Covered Images

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