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JPSAショートボード第5戦『第19回 I.S.U茨城サーフィンクラシック さわかみ杯』終了!

 

9月5日〜7日に茨城・大洗でJPSAショートボード第5戦『第19回 I.S.U茨城サーフィンクラシック さわかみ杯』が開催。
一昨年までのメイン会場、水族館前は地形が悪く、昨年同様に右側の磯場でスケジュールが進行。
初日、2日目はクセのある波質ながら、低気圧からのウネリがしっかりと続き、頭前後の十分なサイズ。波に見離されている今シーズンのJPSAの中では比較的良いコンディションに恵まれていました。

すでに終了した3戦中(伊良湖の第3戦は延期)、2勝を上げて圧倒的なリードを握っている辻裕次郎は欠場。
僅かに逆転の可能性が残された2位の田中英義、3位の田中樹はR3で敗退。
一方、茨城勢では武器であるバックハンドのリップをベースに高梨直人(写真下)が唯一残り、昨年、大野修聖に土壇場で逆転された仲村拓久未もリベンジを果たすべくファイナルデイへ。

 

ファイナルデイはサイズダウンに加え、前線の影響で北東よりの風が強く、まとまり無いコンディションに雨も降る悪条件。
波の選択が重要となり、運にも左右される展開に...。
そんな中、河村海沙、松岡慧斗、小林直海、渡辺寛、田中海周などの若い選手の活躍が目立っていました。

QF以降はマンオンマン。ヒート終了のホーンが鳴るまで決して油断は出来ないクロスゲームが多かったものの、仲村拓久未は安定したライディングで今シーズン2度目のファイナル進出。もう一人のファイナリストは高梨直人。

ファイナルは序盤からスタイリッシュなトップターンとエアリアルの組み合わせでリズム良くスコアを重ねた仲村拓久未が主導権を握り、高梨直人はロースコア止まり。
地形が深い大洗。後半は潮の上げに伴い割れづらくなってしまい、高梨直人は満足なライディングが出来ず...。
仲村拓久未(写真最上部)が逃げ切る形で第2戦の伊豆に続く2勝目を上げ、タイトル争いも辻裕次郎と仲村拓久未の二人に絞られてきそうです。

 

女子は先日の新島で優勝してカレントリーダーの座を手にした田代凧紗が好調さをキープしてSFへ。
タイトルの可能性がある選手では、4位の水野亜彩子のみSFに進出した一方、2位の谷口絵里菜、3位の庵原美穂はR2で敗退...。
海外でのWQSから帰国した野呂玲花もクセのある波質に苦戦してR3で姿を消していました。

ファイナルはSFでも勢いを維持した田代凧紗と伊豆で優勝した大村奈央。
若い二人の対決は経験で上回る大村奈央(写真上)が6.50を含むトータル12.00vs6.25で圧勝。
大洗では2010年以来の優勝を決め、今シーズン2勝目。5戦中、まだ2戦のみのエントリーのためにタイトルは難しいですが、参加したイベント全てで優勝しているのは実力がある証拠。
彼女には海外のWQSで結果を残してくれることに期待しましょう!

なお、台風11号の接近によって途中延期となっていた第3戦『夢屋サーフィンゲームス 田原オープン』は10月4日に伊良湖のロングビーチ(ロコポイント)で開催すると発表。
次の第6戦は9月25日〜28日に千葉の鴨川・マルキで開催される『ムラサキプロ 鴨川』です。



JPSAショートボード第5戦
『第19回 I.S.U茨城サーフィンクラシック さわかみ杯』結果
1位 仲村拓久未
2位 高梨直人
3位 河村海沙、松岡慧斗

女子
1位 大村奈央
2位 田代凧紗
3位 田原啓江、水野亜彩子

JPSA公式サイト

photo: 日本プロサーフィン連盟(JPSA)

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