コンテスト
『Fiji Women’s Pro』開幕!
現地時間5月27日、ASPウィメンズワールドツアー第5戦『Fiji Women’s Pro』がフィジーのタバルア島「Cloudbreak」で開幕し、R1から敗者復活戦のR2までのスケジュールが進行。
公式4ftとサイズ的には「Cloudbreak」の基準で考えると決して大きいとは言えなかったものの、風が強く、まとまりに欠けたハードコンディション。
スーパーシャローなリーフの上での戦いはリスキーで、R1ではルーキーのニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)がバレルに潰されてリーフの餌食に...。
ニッキはR2のH1から最終ヒートに回されたのにも関わらず、結局海に戻ることは出来ず不戦敗。
ベルズ戦でも朝のフリーサーフィン時に自らのボードを目の近くにヒットさせてしまい、ヒート中にはインサイドのリーフに乗り上げてしまうという不運があったばかりのニッキ。
タイトルを総なめしたジュニア時代から一転して悲劇のヒロインになっていますが、まだシーズンは半分。
挽回するチャンスは十分にありそうです。
そのニッキのヒートで一人気を吐いたのはハワイアンのマリア・マニュエル(写真最上部)
一番のセットを掴み、大きなボトムターンからスピーディーなスナップをメイクしてワンマニューバーで9.03のハイエストスコアをマーク。8ポイント台を一つ捨てスコアにしてトータルでもハイエストの17.53。
今シーズンは6スターで優勝をしており、ツアーでも5位が3度とまずまずの結果を残しているマリア。
以前からビッグウェーブには定評があり、初日に関してはカレントリーダーのカリッサ・ムーア(HAW)よりも良いサーフィンをしていた印象でした。
「今日はR1で力強いパフォーマンスが出来てスーパーストークよ。コンディションはトリッキーだけど、’Cloudbreak’のようなワールドクラスの波でイベントが出来てとても幸運よ」とマリア。
カウアイ島出身のマリアにとってブラジルのようなビーチブレイク勝負よりも、今回のようなサイズがあるリーフブレイクでの戦いの方が気持ち良く戦えるのでしょう。
「私達のツアーでは全く違うタイプの波ね。でも、それは本当にエキサイティングなことだし、カウアイ島から来た私にとっては快適よ。最高のサーフボードが揃った今、残り数日の波がとても楽しみよ」とわくわくした表情で話していました。
この日、目立っていたもう一人の選手はルーキーのジョアン・ディファイ(FRA)でした。
R1ではステファニー・ギルモア(AUS・写真上)を終盤まで抑え、更に優先権を利用してローラ・エネヴァー(AUS)に対してドロップイン。インターフェアを誘発する技術も披露。最後はステファニーに逆転されたものの、R2では見事にココ・ホー(HAW)を抑えてR3行きを決めていました。
今シーズンの4名のルーキーの中で最もランキング上位のディミティ・ストイル(AUS)も初めてのフィジー戦で活躍した一人。
R1ではロースコア勝負となったタイラー・ライト(AUS)&アラーナ・ブランチャード(HAW)のカードで6.83をスコアし、1位通過でR3へ。
その他にR1を1位通過してR3行きを決めたのは、ペイジ・ハレブ(NZ)、カリッサ・ムーア(HAW)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)
R2ではタイラー、アレッサ・クイゾン(HAW)、ベルズでの負傷が長引いているコートニー・コンローグ(USA)の代わりに出場しているタティアナ・ウェストン・ウェブ(HAW)などがリカバリーを果たしています。
ネクストコールは現地時間5月28日の朝7時30分(日本時間の同日早朝4時30分)
予想では20ft近い南西〜南南西ウネリがヒットする見込みなので、「Cloudbreak」から「Restaurants」へ移動して行なわれる可能性もありそうです。
ASP公式サイト
photo: ASP Covered Images
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