コンテスト
ASPワールドツアー第4戦『Billabong Rio Pro』開幕!
新体制となった2014年のASPワールドツアー。
スナッパーロックス、マーガレットリバー、ベルズと3戦続いたオーストラリアレッグはヤングブラジリアンのガブリエル・メディナ(BRA)がカレントリーダーの座をキープ。
そのガブリエルのホーム、ブラジルで第4戦『Billabong Rio Pro』が現地時間5月7日に開幕し、R1の全てのヒートが終了しました。
メイン会場のリオデジャネイロ「Barra Da Tijuca」はサイズが上がればバレル合戦となるほどの極上のサンドバーを持っていますが、初日は公式3ftと真価を発揮するにはサイズ不足。
それでも’ドギードア’的ないくつかのバレルがあり、ガブリエルや、ジョエル・パーキンソン(AUS)、ミッチ・クルーズ(AUS)、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)などがそれをメイクしてラウンドアップ。
エアリアルを得意とする選手も脚光を浴び、特にフィリッペ・トレド(BRA・写真最上部)は高さのあるフロントサイド・ローテーションで9.43をスコア。バックハンドでもローテーションをメイクし、8ポイント台を一つ捨てスコアにしてトータル18.30をマーク。ジュリアン・ウィルソン(AUS)、アリッツ・アランブルー(ESP)をコンビネーションスコアに追い込んで圧勝。
ハイエストスコア並びにハイエストヒートスコアまで手に入れて初日の主役と言える活躍ぶりでした。
「ホームは快適だよ。オーストラリアからカリフォルニアのシェイパーの元に向かい、新しいモデルのサーフボードを手に入れたんだ。それがとても調子良いね。カリフォルニアではトラッセルズでパーフェクトな波に当たり、ビーチも良かったし、テストは十分に出来た。今日のような小さな波でもスピードが出るよ」とフィリッペ。
カリフォルニアの比較的新しいサーフボードブランド「SharpEye Surfboards」の看板ライダーを努めているフィリッペ。
昨年のツアーデビュー以来、最高位はフランス戦での3位。優勝を導くためには、ラウンドが進むに連れて変わってくる状況を把握しながら確実に自分のやるべき仕事をこなすこと。まだ18歳になったばかりの彼にとって学ぶことは沢山あり、ガブリエルやエイドリアーノ・デ・スーザなど身近にいる良き先輩のアドバイスに耳を傾けることも成長への近道だと言えるでしょう。
一方、最近はこの手のビーチブレイクで苦戦をしているケリー・スレーター(USA)や、基本的にエアリアルを封印しているミック・ファニング(AUS)はスコアを伸ばせずR2の敗者復活戦行きに...。
H1で敗退したエイドリアーノはフリーサーフィン時に怪我をしたという心配な報告も入っています。
その他にR3行きを決めたのはティアゴ・ピレス(PRT)、タジ・バロウ(AUS)、コロヘ・アンディーノ(USA)、ナット・ヤング(USA)、ジャドソン・アンドレ(BRA)、今イベントのディフェンディングチャンピオン、ジョーディ・スミス(ZAF・写真上)も勝ち上がっています。
同時開催のウィメンズはマーガレットリバー、ベルズと2戦続けてファイナルに進んだカリッサ・ムーア(HAW・写真上)とタイラー・ライト(AUS)を始め、サリー・フィッツギボンズ(AUS)、ローラ・エネヴァー(AUS)、レイキー・ピーターソン(USA)、ルーキーのニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)が1位通過でR3進出を決めた一方、ステファニー・ギルモア(AUS)はR2へ。
序盤から最後までリードをキープしながらも、2位のペイジ・ハレブ(NZ)、3位のシルヴァナ・リマ(BRA)共に僅差だったヒートを勝ち上がったカリッサは、「ビーチブレイクはトリッキー。逆転されるチャンスも沢山あるから安心は出来なかったわ。ヒートでは自分のサーフィンに集中し、波に乗って出来る限りのことをした。ランキングでトップにいることに関してはプレッシャーを感じるから考えないようにしているの。新しいイエロージャージは好きな色だから気に入っているわよ」とコメント。
今イベントではレッドジャージを着るトップシードの他にカレントリーダーには特別にイエロージャージが与えられています。それを着ているのはガブリエル(写真下)とカリッサ。
現在の世界トップが一目瞭然ですし、二人にしてみれば誇りにもなるのです。
ネクストコールは現地時間5月8日朝7時(日本時間8日夜7時)です。
ASP公式サイト
photo: ASP Covered Images
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