コンテスト
ASPワールドツアー第1戦『Quiksilver Pro』がキックオフ!
現地時間3月2日、ASPワールドツアーの開幕戦『Quiksilver Pro』がスタートし、R1の12ヒートを消化。
会場のオーストラリア・ゴールドコーストのスナッパーロックスは『Roxy Pro』のR1が行なわれた前日と比べると1サイズアップした公式3-4ftレンジ。
相変わらず風の影響が入った難しいコンディションながら世界のトップ34プラス2名のワイルドカードが乗れば、バレルありビッグマニューバーありの素晴らしい波となり、まずまずのオープニングとなりました。
ジェレミー・フローレス(FRA)、タジ・バロウ(AUS)、フレッド・パターチア(HAW)が勝ち上がる中、H4に登場したパーコことジョエル・パーキンソン(AUS・写真最上部)は同じローカルのビード・ダービッジ(AUS)とクロスゲームを演じ、後半まで僅差で2位につけて逆転のチャンスをうかがっていました。
そのチャンスが巡ってきたのはヒート終了間際。ファーストセクションをターンで繋いだパーコはミドルの掘れたセクションで小振りながら形良いバレルを見つけ、綺麗にメイク。このライディングに8.93がコールされ、ビードを追い抜いてトップでラウンドアップ。
昨年、パーコとファイナルで戦い、激しいバレル合戦での末に優勝を決めたケリー・スレーター(USA・写真上)はパーコのバレルを横目に次のヒートの準備をして名物の’ディジュリドゥおじさん’とハグをしてからパドルアウト。
序盤はトライアルから勝ち上がってきたワイルドカードのマット・バンティング(AUS)が5ポイント台を2本まとめてリードを握っていましたが、辛抱強く波を選んでいたケリーはテイクオフからすぐにバレルに包まれ、抜けた後もパワフルなマニューバーを連発し、8.57をスコア。
マットもすぐに8.00を返してトップをキープするものの、ニード5.10のシチュエーションでケリーは後半に再びバレルからターンを繰り返し、6.40をスコアしてトップへ。
昨年、最終戦のパイプラインまでもつれ込みながら逃してしまった12度目のワールドタイトル獲得に向けてまずは始めの一歩を踏み出しました。
ちなみにこのヒートでケリーが乗っていたサーフボードは5.9のノーマルなトライフィン&ラウンドピン。
ヒート前は鮮やかなグリーンの5フィン、バットテールのEPSボードを手にしていたケリーでしたが、今回は出番が無かったようです。
全てのヒートが見逃せない今イベントですが、H4からの3ヒートはパーコ、ケリー、そしてミック・ファニング(AUS)&ワイルドカードのデーン・レイノルズ(USA・写真上)がクレジットされたゴールデンカード揃い。
この3ヒートだけはギャラリーの数も膨れ上がっていました。
ミック、デーン、アダム・メリング(AUS)を含めた3人ヒートで主導権を握っていたのは、序盤に7ポイント台を2本まとめたデーン。派手なライディングでは無かったものの、ベーシックなターンをデーン流のアプローチで披露。波運が悪かったミックがバックアップスコアを見つけれなかったこともあり、デーンがトータル14.83でR3行きを決めました。
その他に1位通過でR3へジャンプアップしたのは、エイドリアン・バッカン(AUS)、ナット・ヤング(USA)、ジョシュ・カー(AUS)、ガブリエル・メディナ(BRA)、C.J・ホブグッド(USA)、ミシェル・ボウレズ(PYF)
ルーキーのミッチ・クルーズ(AUS・写真下)、ディオン・アトキンソン(AUS)、返り咲き組のジャドソン・アンドレ(BRA)、アリッツ・アランブルー(EUK)、怪我から復活したティアゴ・ピレス(PRT)、オーウェン・ライト(AUS)などは敗者復活戦のR2へ。
ネクストコールは現地時間3月3日の7時30分(日本時間の同日6時30分)
ASP公式サイト
photo: ASP Covered Images
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