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4スター『HIC Pro』終了!



ノースショアのシーズンの幕開けを告げるオープニングイベント、『HIC Pro』がサンセットビーチで開催。
4スターながら、『Vans Triple Crown of Surfing』の出場権がかかった今イベントにはたっぷりの期間のウェイティングピリオドが設けられ、サンセットが真価を発揮する大きなウネリが入った時にだけゴーサインが出されてヒートが進行。
10ftオーバーの北西〜北北西ウネリがヒットしてリアルなサンセットが姿を現した現地時間11月9日にファイナルデイを迎えました。

昨年、42歳にして20年振りに今イベントを制したサニー・ガルシア(HAW)はRound of 64でかつてのライバルであり、大親友のカイポ・ハキアス(HAW)の息子、カイマナなどに抑えられ4位敗退。
日本人として唯一トップシードのRound of 64から出場した大橋海人もファーストラウンドで姿を消すことに...。

ファイナルはエヴァン・バリアー、ギャヴィン・ジレット、メイソン・ホー、パンチョ・サリヴァン。
昨年と同じく、全てハワイアンの4人ヒート。北西〜北北西ウネリに加え、北東ウネリが入り始めて波数が豊富だった30分。細かい駆け引きよりも、大きなサンセットのフェイスでどれだけ自分を表現出来るかの勝負でした。

序盤は4.77をスコアしたエヴァンをトップとしたスローヒート。メイソン、パンチョ、ギャヴィンと続きます。
後半、3.67を持っていたメイソンが4.00を重ね、トップに立つとロングウォールのライトを掴み7.33!
その後ろではパンチョがバレルにパワフルなカービングを決めて8.33をスコアし、ギャラリーを盛り上げます。
メイソンがトップ、4位から2位に浮上したパンチョがメイソンを抜かすには3.00が必要というシチュエーション。
ベテランのパンチョは確実にミドルサイズの波で4.67をスコアしてトップに立ちますが、すぐにメイソンがテイクオフからディープなバレルをメイク!このライディングに8.93がコールされ、パンチョからトップを奪い返し、トータル16.26で優勝!

「最高の友人達や、毎日会うような近所の人達の前で優勝出来たなんて、最高の気分さ。コンテストで優勝することが自分の人生の目標。それが自分のホームで出来たなんてね。もう何年もトライし続けてやっと勝てたんだ。本当に嬉しいよ」と優勝の喜びを語っていたメイソン。

父親であるマイケル・ホーが1988年から1996年の間に4度も制した今イベントでWQS初優勝を成し遂げたメイソン。
加えて同じく4度の優勝経験がある強豪パンチョを倒しての優勝は大きな意味があります。

次の目標はマイケルが今から30年前の1983年に初めて獲得したトリプルクラウンの栄冠でしょう。
「トリプルクラウンに出場はしたことがあるけど、トップシードは初めてだし、これが欲しかったんだ。チャンスが広がるよ」と話していました。

ちなみにトリプルクラウンの歴史は1983年からで、その年と1985年はマイケルが獲得。
1984年と1986年、1988年、1990年はマイケルの弟、デレクが手にしており、まさにホーファミリーの歴史そのものと言えます。

さて、『HIC Pro』が終了し、いよいよ『Vans Triple Crown of Surfing』の初戦『Reef Hawaiian Pro』が11月12日からスタートします。
イベント前半には大きな北よりのウネリが入る予報が出ており、予定されている出場選手もワールドタイトルの渦中にあるミック・ファニング(AUS)を始め、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、デーン・レイノルズ(USA)と豪華。
特別ヒート『Reef Clash of the Legends』では、マイケル・ホーを始め、サニー・ガルシア、カイポ・ハキアス、ブラッド・ガーラックがWeb投票の末に選ばれ、イベント期間中に戦います。

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4スター『HIC Pro』結果
1位 メイソン・ホー(HAW)
2位 パンチョ・サリヴァン(HAW)
3位 エヴァン・バリアー(HAW)
4位 ギャヴィン・ジレット(HAW)

『HIC Pro』公式サイト



photo: ASP Covered Images

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