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ASP-WLT最終戦 Biarrits終了!!

現地時間7月18日(日)。フランス・ビアリッツにて開催されていたノキア・ビアリッツ・サーフフェスティバルにて、ジョエル・チューダーが優勝、2004年度のASPワールドロングボードツアー(WLT)のチャンピオンの座を獲得しました!

大会最終日のこの日、波はついに4-5ftのグラッシーなパーフェクトウェイブとなり、ツアーのトップ選手12名による2004年のチャンピオン決定に相応しい理想的な舞台が整いました。

決勝に残ったのは'98年のワールドチャンプであり現代の世界ロングボードシーンを代表するサーファーとも言えるジョエル・チューダーと、ハワイ出身で昨年のツアーランク23位だったケコア・ウエムラ。長い経験を武器にかなりリラックスしてheatに臨んだジョエルに対し、ケコアはなんとか笑みを浮かべながらもやや緊張した様子でした。

set間隔が長く、波を待つ間にも集まった観客の目が一斉に2人に注がれて緊張感が高まりました。ジョエルには8.5P、一方のケコアには8.0Pと、ともに最初のライディングには高得点がつきましたが、その後は長いset待ちの状況となり、我慢比べが始まりました。
setが来ないことに痺れを切らしたケコアは、少しでもリードをしようとインサイドの波に手を出しますが、つけられたのは3.25Pと低得点。対するジョエルは10分間待ち続けたことが当たり、次の波で見事な片足でのハングファイブを決めて6.25Pを出しリードを広げます。
さらにパドルアウトした2人の前に次のsetが入りますが、優先権を持つケコアはあえてその波をパス。その波にもジョエルが乗って7.5Pを出し、リードを更に8.0Pへと広げました。
再び長いset待ちが始まり残り時間は5分と告げられましたが、結局そのまま次のsetは入らず、ジョエルが6年ぶりに自身2度目となるワールドタイトルを手にしたのでした。

「長年の願いが叶った感じだよ。この大会では12年前に2位になってて、ここで結果を残すことは僕にとってとても意味があるんだ。2度目のタイトルを取るために頑張ってきたんだ。ちょっと時間はかかったけどね。ボードとかも色々と工夫が必要だったんだ。
ガールフレンドが妊娠してて、これから3ヶ月は故郷に戻って面倒を看なきゃいけない。きっとボウ・ヤングももうすぐツアーに戻ってくると思うから、来年はもっと厳しい闘いになるね。これまで以上に期待に応えられるように頑張るよ。」と新チャンピオンのジョエルはコメントしました。
その他の主な結果は以下の通りで、出場した日本人選手中の最高位は鍋島杏里の49位でした。

Nokia Biarritz Longboard Bear Championships

1st Joel Tuder (USA)
2nd Kekoa Uemura (HAW)
3rd Bonga Perkins (HAW)
4th Mathew Moir (ZAF)
:
49th Anri Nabeshima (JPN)


photo: ASPTostee

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