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『Oakley Pro Bali』初日はジョン・ジョンが10ポイント!



世界を代表するアイウェアブランド「Oakley」が初めてワールドツアーのメインスポンサーを務めるASPワールドツアー第5戦『Oakley Pro Bali』がバリ島で現地時間6月18日にスタート!
コンテストディレクターのトム・ウィタカーは公式3-5ftレンジの新しい南西のグランドスウェルが入ったクラマスでR1の12ヒート進行を決断し、日没までに無事終了。

この時期のバリ島は乾期。日中は東よりの風が入りやすく、メイン会場のクラマスを含む島の東側はオンショアになるのですが、朝夕は風が止むことも多く、サブ会場のチャングーは使わずにクラマスでスケジュールが進行。
前半のエアリアル勝負から後半のヒートはクラマスらしいバレルも多く出現し、R1からハイスコアが続出していました。

特に最終ヒートのジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、シーバスことセバスチャン・ズィーツ(HAW)、ミゲル・プーボ(BRA)のカードは素晴らしい戦いに!
序盤はシーバス、ジョン・ジョンがバレルライドをベースに9ポイント台をマーク。後半に9.80を重ねたシーバスがこの勝負を制したと思いきや、ジョン・ジョンが信じられない高さのアーリーウープ(写真下)を披露。
普段はクールなジョン・ジョンが珍しく着地した後にジャッジとギャラリーにアピールするように手を上げ、アナウンスされたスコアは今イベント初のパーフェクト10!
トータル19.87のハイエストヒートスコアを叩き出し、シーバスを追い抜いてR3へ。



「あのエアーは凄いスピードで、飛んでいる時にすでにボトムを確認して着地を目指していたよ。難しかったけど、メイクした時はストークしたね。足首はサポーターで固定してある。逆にそれが自信になり、安心してやることが出来るんだ。最高の気分さ。この素晴らしい波、クラマスを楽しんでいる。みんなもハードにリップしているよね」とジョン・ジョン。

今シーズンは開幕戦のゴールドコーストで足首を負傷。治療のために2戦続けてキャンセルし、やっと復活したフィジー戦では見事なバレルライドで10ポイントまでマークして3位。
更に今イベントであれだけ高さがあるエアリアルをメイク出来たということは、もう足首は完璧と言えるのでしょう。



フィジー戦で今シーズン2度目の優勝を果たし、カレントリーダーに返り咲いたケリー・スレーター(USA・写真上)はダミアン・ホブグッド(USA)、ワイルドカードのジャック・ロビンソン(AUS)を相手にスコアを伸ばせず、敗者復活戦のR2行きに...。
このヒートを制したのはケリーと同じフロリダ出身のダミアンで、クラマスのパワフルな波をバックハンドで切り刻み、7.33を含むトータル14.10で1位通過。

「ケリーが波を見送るなんて珍しいこともあり、ちょっと変な感じのヒートだったよ。朝のスローなヒートの一つだったから、ベターな波を掴んでスマートなサーフィンを心掛けた。ケリーがした以上のことをすれば勝つことも出来るんだ」とダミアンはヒートを振り返っていました。



フィジーでケリーとファイナルを戦い、タイトル争いでも僅差で2位につけているミック・ファニング(AUS・写真上)は彼らしい安定感あるリップを繰り返し、7ポイント台を2本重ねてブレット・シンプソン(USA)とワイルドカードのブルース・アイアンズ(HAW)の両者をコンビネーションスコアに追い込んで圧勝。

ミックはヒート終了後のインタビューで、「バリに戻って来れて本当にエキサイトしているよ。ここ数年、クラマスでコンテストが出来るジュニア達はラッキーだよね。ツアーのメンバーも嫉妬していたんじゃないかな。ここの波はパワフルかつバラエティ豊か。世界の中でも最高レベルさ。自分達のヒートは理想的なコンディションでは無かったけど、セットは入っていたし、良いセクションはあった。とにかく次に進めてストークしているよ」とコメント。

「Oakley」がワールドツアーのイベントをサポートするベースになったのは、毎年バリ島で開催しているジュニアイベントで残している数々の成果。
クラマスをメイン会場にして風が悪ければ島の反対側にあるチャングーに移動するという形もジュニアイベントから受け繋げられているのです。



その他にもエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)、フレッド・パターチア(HAW)、ヤディン・ニコル(AUS・写真最上部)、コロヘ・アンディーノ(HAW)、ジョーディ・スミス(ZAF)、ナット・ヤング(USA)、フィリッペ・トレド(BRA)、C.J・ホブグッド(USA)、ミシェル・ボウレズ(PYF)、ジェレミー・フローレス(FRA)が1位通過でラウンドアップ。

なお、今イベントのワイルドカードは3名。
過去にウルワツで開催された『rip curl search』で優勝したブルース・アイアンズ(HAW)、マーガレットリバーの15歳、ジャック・ロビンソン(AUS)、トライアルから勝ち上がってきたオニーことハイリル・アンワー(IND)の3人がクレジットされています。

ネクストコールは現地時間6月19日の朝6時30分(日本時間の同日朝7時30分)

『Oakley Pro Bali』公式サイト





photo: ASP Covered Images

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