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「誰が勝ってもメンズはベルズ初優勝ってことになる」 - F+コラム

Text by つのだゆき、Photo by WSL

きざむな。
潮のいい時に頑張る的な感じでコールはだいぶ遅かったんだけど、それでもまだ足りなくて、待って待って……ようやくお昼スタート。メンズR16の残り3ヒートから女子QF、メンズQFの2ヒート目まで。待ちは長く、スタートが遅いので、結局長い一日ってことで、疲労はピーク。足の筋肉痛もヤバい。

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ジャック・ロビンソン

波数は少なくトリッキーだったけど、待てば何とかセットは来る。波選びがものをいうしミスは許されないって感じだった。ジャック・ロビンソン、きっちり来てるな。
女子のクオーターでは要注意人物がきたね、ルアナ・シルバ。今日もクリティカルなところにリスキーな攻めでハイポイント。自身初のCTセミ進出、初のCTファイナルデー。

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ルアナ・シルバ

しかし、もうひとりの要注意人物だったベティルー・サクラ・ジョンソンはタイラー・ライトにやられた。タイラーは7点2本なんだけど、2本目高くないですか? 私はあのヒートはサクラちゃんだったと思うけど。なんか今風のスピーディなクリティカルターンに出して古い感じのターンに出さないことが多いのに、時々違うことするから、よくわからない。
2強のひとりガブリエラ・ブライヤンもイザベラ・ニコルスに先行されて、プレッシャーにやられた感じだったかな。

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五十嵐カノア

メンズ。アンストッパブルだったイーサンを止めたのは五十嵐カノア。イーサンはラウンド16がピークだったね。あれだけ出来がいいと、その次のラウンドでいきなり、えぇ って感じなのはけっこうありがちなので、ちょっと頭をよぎったんだけどね。クオーターではカノアの完璧な波選びとノーミスの攻めにやられた。マジ仕事師。難しいコンディションだったと思うけど、どの波で、いくつ目のターンにポイントをおいてハードに攻める、みたいなライディングの組み立ての作戦とか、まずは先行、イーサンにプレッシャーかけておいての追い込みとかのヒートの流れ全体のコントロールとか、もう本当に仕事師だった。あの集中力とミスのなさはすごい。

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五十嵐カノア

クオーターでジョーディがモーガンに負けたので、セミ、クオーターから先残ってる6人で誰が勝ってもメンズはベルズ初優勝ってことになる。
明日、誰がベルを鳴らすんでしょうかね。リップカール的にはモーガンとタイラーってのが美しいんだろうけど。
波はサイズアップの予報。すでに沖のブイはだいぶ上がってるし、オンショアは相変わらずだけどサイズがあればベルズはあまり風や潮は関係ない感じではあるから、ちょっと期待。うーん、6‐8ベルズだったらイーサンvsジョーディ見たかったかも。

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