コンテスト
『Breaka Burleigh Pro』はトップ34のメンバーが勝ち取った!
牛乳メーカー「Breaka」がメインスポンサーを務めるオーストラリアらしいイベント、『Breaka Burleigh Pro』が現地時間2月10日に終了。
4スターながらミック・ファニング(AUS)を始め、トップ34のメンバーが多数エントリーしてプライム並のハイレベルな戦いになっていました。
総勢160名から僅か2枚しかないファイナルの切符を手にしたのは、オーウェン・ライト(AUS)とアダム・メリング(AUS)
ファイナルで主導権を握ったのはオーウェン。ライトのポイントブレイク、バーレーヘッズの波に対してバックサイドとなるオーウェンのライディングはスピーディかつ安定感があり、9.17をスコア。
一方のアダムはQF、SF共に9ポイント台を2本もまとめて18.87のハイエストヒートスコアまで手にする好調さでしたが、ファナルでは勢いが止まってしまい、8.17を返すのが精一杯で上手くリズムに乗れず...。
6.10のバックアップスコアを重ねたオーウェン(写真下)がトータル15.27でアダムを抑え、勝利を手にしました。
「とても気分が良いね。シーズンに備えてトレーニングを重ねてきたんだ。怪我は無いし、体調も良い。更に良いボードも手に入れたんだよ。今年は勝ちに行く!まずは一勝ってとこかな」と優勝の喜びをコメントにしたオーウェン。
オーウェンと言えば、2011年にタヒチ、ニューヨーク、カリフォルニアと3戦連続でケリー・スレーター(USA)とファイナルを戦った異例の勝負が思い浮かびます。
「優勝は2011年のニューヨーク以来。久々の勝利の感覚。これって重要なんだよね。4スターだってことは十分に認識しているし、ワールドツアーは別格だけど、今年を占う意味では喜んでも良いんじゃない」と久々に味わった頂点の気持ちを語っていました。
ちなみにオーウェンの妹、タイラーは前日に終了したウィメンズ6スターに参加。
僅差でQF敗退を喫したものの、9.87のハイエストスコアをマークしていました。
タイラーも世界を代表する選手の一人。今年は兄妹揃って活躍が期待出来そうです。
2011年の6スター『O’Neill Cold Water Classic New Zealand』以来の優勝を目前で奪い取られてしまったアダム(写真上)でしたが、今年で4年目となるワールドツアー開幕を前に調子は上々のようでした。
「2位なんてガッカリさ。グーフィーフッターに降参ってとこかな。でも、楽しい一日だったし、素晴らしいヒートもあった。それに関しては満足しているね。スナッパーでの戦いが楽しみだよ」とファイナル終了後のインタビューで話していました。
次の注目イベントは2月18日〜24日にニューキャッスルで開催される6スター『Burton Toyota Pro』
昨年、念願のワールドタイトルを獲得したパーコことジョエル・パーキンソン(AUS)を始め、エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)など、トップ34のメンバーが多数エントリー。
日本からも辻裕次郎、田嶋鉄兵、林健太、大澤伸幸、北田力也、加藤嵐、大橋海人、大原洋人、仲村拓久未、川畑大志。ウィメンズには大村奈央、武知実波、北沢麗奈、高橋みなとがクレジットされています。
また、2月9日〜13日にはプエルトリコで4スター『Rip Curl Pro Puerto Rico』が開催。
ニューキャッスルのイベントに比べると注目度は低いものの、北米からテイラー・ノックス、C.J・ホブグッド、コリー・ロペス、ゲイブ・クリングなどが参加しています。
3月2日〜13日に開幕するワールドツアー第1戦『Quiksilver Pro』(林健太がトライアルラウンド出場権を獲得)&『Roxy Pro』に向けてヒートアップしてきたASPイベント。
BCMでもフォローしていきますので、お楽しみに!
4スター『Breaka Burleigh Pro』結果
1位 オーウェン・ライト(AUS)
2位 アダム・メリング(AUS)
3位 リカルド・クリスティ(NZL)、アレホ・ムニーツ(BRA)
『Breaka Burleigh Pro』公式サイト
FINAL DAY HIGHLIGHTS BREAKA BURLEIGH PRO 2013
photo: ASP Covered Images
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