コラム特集
「ケータイのない生活」 - F+コラム
Text by つのだゆき、Photo by snowyコンテストのほうはこっち時間の月、火、水かな。なんか予報がけっこう変わってるけど、現段階での予報を見るとそこしかないだろうな、と思う。波があって風が合うのは水曜日のようだけど、どうなんだろう。
カノアのヒート中にブラックアウトした私の携帯は、強制再起動にて復活したものの、怪しいのでPCにバックアップを取り、バックアップは完了したものの、そのあとのアップデートでひっかかり、リンゴループ地獄でレストアモードから抜け出せず、結局アップルストア行きで、アップルストアの天才修理士もちょっとてこずったけど、かなりの時間をかけて何とか工場出荷状態になり、とっておいたバックアップでライン含むすべてが復活した。この間3日。
3日間ケータイなし、ラインなし、電話なし(ハワイなんで日本に国際電話はねぇ……)、何もなしで過ごして、何が困ったかって、時計。時計なんて持ち歩いてないしね、いまどき。夜中に目が覚めて、あれ、何時だろう? と思ってもわからなくて、それ以外は何も困ったことが特になく、あぁ、私ってケータイなくて一番困るのって時計なんだ、と思ったらものすごくおかしくなってしまって、夜中にベッドで笑った。
でもってケータイがないと読書が進む進む。でも本読んでて、あれ、これってなんだっけ、とついケータイのグーグル先生を探している自分を発見し、あぁ、私はこのケータイという小さな悪魔にどれだけの時間を支配されてたんだろうと思って、残り少ない人生の時間を、こんな小さな悪魔の商売人に奪われてたまるか、と決意したのであるよ。
たまにはケータイのない生活って非常に有意義だな。よく自分探しとかいうけど、ケータイ捨てると自分が見つかるんじゃないかな。まぁ私は自分探してどうする? と思うほうなので、自分を探したりしないけど、自分にとってのケータイは時計だった、ということは確認できた(笑)。
アメリカはトランプの矢継ぎ早な政治外交改革で連日のトランプ劇場全開。みんな朝テレビつけて、さて、今日は何言ったのかな? みたいな。トランプさん出ずっぱりで寝る時間もなくて大丈夫かね、と心配していたところに、立て続けの飛行機事故。不謹慎ではあるけど、これでトランプ少し寝られるんじゃないか、みたいな。
アメリカでもテレビ離れが進んではいるけど、このトランプ劇場は反トランプ派のCNN、トランプ派のFOX両陣営に高視聴率をもたらしている。
しかしね、ホワイトハウスの報道官のキャロラインねぇさん、27歳であれって、スゲーな。スポークスマンとしての強さと押し出しパワーは今のところ報道陣が太刀打ちできていない。ものすごい才能。今でも大統領できそうな勢い。
ついつい余計な口を滑らしがちなボスであるトランプのミスを、マスコミ相手にうまくこなしていると思う。
トランプ2.0としてはホワイトハウスの記者会見にオールドメディアだけでなく、ネットメディアとかインフルエンサーも入れるようにする、という画期的な決断。日本ではあまり良く言われないトランプではあるけど、言ってることの中には、まぁ、ふつうそうだよね、ってことが結構あって、今のところディール(取引)外交はうまくいってるのかな、と思う。WHOやめます、って爆弾投げておいての、でも中国と同じ拠出額でいいなら戻りますってね、心憎いばかりのディール上手。
遠慮の国民の日本では、キャロライン的押し出しもトランプディールも、政府の会見場にインフルエンサーとかも、夢のまた夢だろうな。
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