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『RealBvoice千倉プロ』終了! 世界でも珍しい快挙達成!?



ショートボードから約2ヶ月遅れ、5月11日〜13日に千葉県・千倉でJPSAロングボードの開幕戦『RealBvoice千倉プロ』が開催されました。

コンテスト初日の11日は低気圧の通過によってサイズアップしたハラ〜ムネ位のサイズでコンディションもまずまず。
プロトライアルから始まり、メインラウンドのR1が終了。
昨年は未出場、または出場回数が少なかった吉川佑二、木下デヴィッド、嘉納元輝、鍋島杏里などが1位通過して幸先良いシーズンのスタートを切っていました。

2日目の12日。前日よりサイズダウンして日中は北西よりの風の影響を受けた難しいコンディションでしたが、最終日は更に期待が出来なかったため、日没前までキッチリとヒートが行なわれ、QFを戦う16人のメンバーが決定。

2011年のグランドチャンピオン、ユージン・ティールはトップシードとしてR4から姿を見せ、13.90のハイエストヒートスコアを叩き出し、余裕のラウンドアップ。
かつてはケコア・ウエムラとライバル関係にあり、JPSAを賑わせていたハワイ在住の嘉納元輝もノーズライディングをベースに素晴らしいライディングを披露してQFへ。
その他にも8.25のハイエストスコアをメイクした石川剛、2009年に最年少でグランドチャンピオンを手にした森大騎、ショーロクこと宮内謙至、尾頭信弘などがトップで最終日に残った一方、秋本祥平、鈴木剛などが敗退...。



13日の最終日は、ムネ〜カタ位までサイズアップしたものの、北風のサイドオンの影響がネックになっていました。
ここまで勝ち上がってきた選手でもスコアを伸ばせず、QFのH1ではユージン・ティールが3位敗退。
このヒートはベテランの松山欣則、藤井辰緒がラウンドアップを果たし、その他のヒートでは森大騎、嘉納元輝が1位通過。最終ヒートでは新城譲がインタフェアを犯しながらもSF行きを決めていました。

SFのH1ではその新城譲が見せ場を作り、6.50を含むトータル11.55で1位通過。僅差となった2位争いは松山欣則が制してファイナルへ。
H2は唯一R1から勝ち上がってきた嘉納元輝が抜群のノーズコントロールを武器に強さを見せ、1位通過。ジェイソン・鈴木が続き、ファイナリストが決定!

ファイナルは7.00のハイスコアを手に入れたジェイソン・鈴木が主導権を握り、それを嘉納元輝が追う展開に。
嘉納元輝が逆転する場面もありましたが、最後に6.95のバックアップスコアを重ねたジェイソン・鈴木(写真上)がトータル13.20でJPSA初優勝!
嬉しいことにウィメンズのファイナルを制したのは奥さんの鈴木由貴(写真下)で、彼女の方も初優勝。

JPSA初、世界でも珍しい夫婦でのイベント制覇を成し遂げました!



なお、今イベントではバリアフリー・アウトドアスポーツの活動をしている「Full Circle Japan」が参加。
事故などでサーフィンから遠ざかってしまった障害者をプロ達がサポートして波に乗らせてあげるという素晴らしいアクションが行なわれていました。



次のJPSAロングボード第2戦は5月24日〜26日にバリ島・クラマスで開催される『ガルーダ・インドネシア トラベルシーンプロ』、その前に同じ会場でショートボード第2戦が5月18日〜22日に行なわれます。

JPSAロングボード第1戦
『RealBvoice千倉プロ』結果
1位 ジェイソン・鈴木
2位 嘉納元輝
3位 松山欣則
4位 新城譲

女子
1位 鈴木由貴
2位 植村未来
3位 一ノ瀬さゆり
4位 小熊明美

JPSA公式サイト

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photo: 日本プロサーフィン連盟(JPSA)

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