コンテスト
ISA世界ジュニア 仲村拓久未 ファイナルの結果は?
現地時間4月22日、中南米のパナマで開催されていた『ISA World Junior Surfing Championship 2012』が終了。
イベント期間中はウネリに困ることが無く、順調にスケジュールが進行し、16歳以下では仲村拓久未がファイナル進出という素晴らしい活躍を見せていました。
最初に行なわれたガールズファイナルは、ファイナリストの4人中、3人がハワイアンという状況の中、ダックス・マクグリル(HAW・写真下)が僅差で優勝。
続いてボーイズ16歳以下。
序盤はヒート開始直後にレフトの波にバックサイドで大きなターンを重ねた仲村拓久未が7.50をスコアしてリードを握りますが、カラニ・デイヴィッド(HAW・写真下)がローテーション(回転系のエアリアル)をメイクして8.50をスコア。トップに躍り出ます。
仲村拓久未は再びレフトの波に綺麗なターンを決めて5.90を重ね、僅か0.10差でカラニに迫り、後半は緊迫した雰囲気。
ラスト5分。必死に波を見つける仲村拓久未はライトの波にテイクオフしますが、後が続かず...。
残念ながら優勝は逃しましたが、仲村拓久未(写真最上部)は2位でフィニッシュし、『ISA World Junior Surfing Championship』の日本人最高位記録(新井洋人の4位)を塗り替えました。
最後に行なわれた18歳以下は、マセウス・ナヴァロ(BRA・写真下)が8.50、8.43をまとめ、トータル16.93で優勝。
2位に入った同じブラジリアンのデルヴィッド・シルヴァはローテーションを決めて9.33をメイクしており、この世代のブラジリアンの強さを見せつけていました。
国別のトータル順位はハワイが1位でゴールドメダルを獲得。表彰台では美しいハワイの国歌が流れてフィナーレ。
シルバーメダルはオーストラリア、ブロンズメダルはブラジルが手にし、日本は5位という結果を残しています。
国別対抗のアロハカップはペルー、フランス、ブラジル、ハワイがファイナルまで残り、フランスが優勝を決めています。
『ISA World Junior Surfing Championship 2012』結果
18歳以下
1位 マセウス・ナヴァロ(BRA)
2位 デルヴィッド・シルヴァ(BRA)
3位 ヴァスコ・リベイロ(POR)
4位 ジョシュア・ハイ(AUS)
16歳以下
1位 カラニ・デイヴィッド(HAW)
2位 仲村拓久未(JPN)
3位 ノエ・マー・マクゴナグル(CRI)
4位 ジョシュ・モニーツ(HAW)
ガールズ
1位 ダックス・マクグリル(HAW)
2位 エリー・ジーン・コフィー(AUS)
3位 タティアナ・ウェブ(HAW)
4位 マヒナ・マエダ(HAW)
■日本代表選手の結果
■18歳以下
6位 新井洋人(ASP)
17位 小林直海(湘南藤沢)
17位 山中海輝(奈良)
41位 笹子夏輝(湘南藤沢)
■16歳以下
2位 仲村拓久未(三重)
29位 安井拓海(埼玉南)
49位 村上舜(湘南西)
81位 野呂海利(徳島)
■ガールズ
16位 野呂玲花(徳島)
19位 黒川日菜子(大阪)
31位 田代凪沙(横浜)
43位 岡本愛菜(千葉東)
『ISA World Junior Surfing Championship 2012』公式サイト
http://dakineisawjsc.com/
日本人選手についてはNSA公式ブログで。
http://blog.livedoor.jp/nsaorg/
★I.S.A(International Surfing Association)とは?
インターナショナル・サーフィン・アソシエーションは、サーフィンオリンピックゲームやアマチュア世界大会の運営管理母体です。現在、日本を含め30ヵ国以上のサーフィン協会がI.S.Aの運営によるサーフ教育プログラムを取り扱っています。またIOC、アンチドーピング協会、世界体育協会、身障者サーフ協会にも加盟しサーフィンのルールやコーチングプログラムを管理・開発しています。
DAKINE ISA World Junior Surfing Championship - Final Day
photo:ISA
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