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CT最終戦『Outerknown Tahiti Pro』開幕!

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PHOTO: © WSL/Damien Poullenot

現地時間8月16日、キングケリーのブランド「Outerknown」がメインスポンサーとなったCT最終戦『Outerknown Tahiti Pro』がウェイティングピリオドから6日目に入り始めた南南西ウネリでようやく開幕。

初日は公式3-4ftレンジとツアーで最も危険なタヒチ・チョープーの称号にはそぐわないスモールコンディションでウィメンズのOpening Round、4ヒートのみが進行。
16年ぶりとなるチョープーでのウィメンズイベントのウィーミングアップ的な一日になりました。



カリッサが「Rip Curl WSL Finals」のトップスポットを獲得

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(グラブレールでバレルに合わせるカリッサ)
PHOTO: © WSL/Beatriz Ryder

この日の主役はカレントリーダーでワールドタイトルを決める「Rip Curl WSL Finals」を確定させているカリッサ・ムーア(HAW)でしょう。

H2で小さいながらクリーンなバレルを手に入れて7.87のハイエストスコアと6.17のバックアップを揃えて出して圧勝。
ワイルドカードのヴァヒネ・フィエロ(FRA)もローカルナレッジを活かしてバレルをメイク、一時カリッサに迫る活躍を見せていました。

「少し緊張したわ。この数ヶ月、タヒチでのイベント開催に緊張が続いていたので、まず初ヒートをこなせて嬉しい。このイベントにはトップシードで出場するから、ヴァヒネと対戦する可能性が高いことは分かっていたの。何ヶ月も前からここでサーフィンする彼女の動画を見たりしたわ。彼女はチョープーの女王よ。勝てて嬉しい」

カリッサはこのラウンドをクリアしたことで「Rip Curl WSL Finals」のトップスポットも確定。
つまり、5名の中で最も少ないヒート勝利でワールドタイトルを獲得出来るチャンスを得たのです。

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(ヴァヒネ・フィエロ)
PHOTO: © WSL/Damien Poullenot

トップ5入りの熾烈な争い

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(トップ5入りに一歩近づいたステファニー)
PHOTO: © WSL/Damien Poullenot

ワールドタイトルを決める「Rip Curl WSL Finals」行きが決まる今回の最終戦。
ウィメンズでは5名の内、カリッサとジョアン・ディファイ(FRA)の2名がすでに確定。

チャンスが残されているタティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)、ステファニー・ギルモア(AUS)、ブリッサ・ヘネシー(CRI)、レイキー・ピーターソン(USA)、タイラー・ライト(AUS)、ガブリエラ・ブライアン(HAW)、イザベラ・ニコルス(AUS)の内、1位通過でQF進出を決めたのはステファニーのみ。

その他の選手は敗者復活戦のElimination Round行きを強いられています。

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ロースコア勝負のH1を制したステファニーは、「正直、緊張と興奮が両立したヒートだったわ。ヒートに向かう前、みんなで’良し!やろう!’という感じだったのは最高だった。このチョープーでベストを尽くす機会を得たことは本当に素晴らしい。今日の戦略はとにかく波に乗ってターンでスコアを稼ぎ、もしバレルになる波が入れば良しという感じだった。適切な場所で待てたことも功を奏したわ。あのヒートはランク一つ違いのブリッサと同じだった。トップ5を争っている私達にとってストレスが溜まるヒートであり、重要なヒートだったわ」

ツアー最年長の34歳という年齢を考慮するとそろそろ引退の二文字が見えていたステファニー。
ケリー同様、数々の大記録を持っている彼女ですが、ワールドタイトル獲得の記録は7度とレイン・ビーチェリーとまだ並んでおり、最後にもう一つ獲得して花道を飾りたいところでしょう。

今年初優勝を狙うキャロライン

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(キャロライン・マークス)
PHOTO: © WSL/Beatriz Ryder

ツアー前半を休み、後半戦はワイルドカードで挑んでいるキャロライン・マークス(USA)はランキング12位と今年はトップ5入りを断念しなければいけない位置ですが、このタヒチでの経験値はかなり高く、リアルなチュープーも体験済み。
明日以降、10ftクラスの南南西ウネリが入る予報もあり、ウィメンズサイドで最もチャージが期待出来る一人です。

H3ではコンパクトなバレルを手に入れ、ジョアンとタイラーを倒してQF進出を決めています。

「ここでの最初のヒートは本当に興奮したわ。夢のようね。子供の頃からメンズがここの波でサーフィンする姿を見て、どれだけ怖い波なのかは知っている。だから、女性がここまで成長して一緒にラインナップを共有出来ることを素晴らしいと思っているの。明日からの予報にも興奮している。タヒチは美しい場所なので、休みの間もみんなで楽しんでいたわ」

ネクストコールは現地時間8月17日の早朝6時45分(日本時間8月18日深夜1時45分)で、20分後にスタート予定。
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると南南西ウネリが更に強まる予報。

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

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