『Vans US Open of Surfing』はハワイアンが完全制覇！

(ファイナリスト)
PHOTO: © WSL/Kenny Morris

現地時間8月7日、カリフォルニア・ハンティントンビーチを舞台とした『Vans US Open of Surfing』が終了。
3年ぶりにフルスケールに戻った真夏の祭典はCS(チャレンジャー・シリーズ)の第4戦として行われ、世界中からCTクオリファイを目指すアスリートが集結。
スケートボード、BMXの競技やLT第2戦『Vans Duct Tape Invitational』、Vansがテーマとした環境を中心とした催しも多く開催され、ノーマスクの観客が大勢集まっていました。

ウィメンズはサクラが今シーズン初優勝

(ヒート前に集中するサクラ)
PHOTO: © WSL/Beatriz Ryder

SFから始まったファイナルデイ。
ウィメンズサイドのベスト4はベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)、メイシー・キャラハン(AUS)、キャロライン・マークス(USA)、ソフィア・マックローチ(AUS)

(サクラ)
PHOTO: © WSL/Beatriz Ryder

(メイシー・キャラハン)
PHOTO: © WSL/Beatriz Ryder

SFでソフィアに対して9.00を含むトータル15.50で圧勝したサクラがメイシーとのファイナルでも勢いを維持して優勝。
ランキングも4位とクオリファイ圏内に浮上しています。

「ここハンティントンでの1週間は長かったわ。でも、手厚いサポートを受けたし、健康を維持して勝つためのトレーニングをしてきた。この優勝は凄い幸運だったし、大きな自信になったわ。CSの中で最もビッグイベントだし、多くの観客が集まる。昔から優勝したかったイベントなので、今日実現して本当に嬉しい」

白熱したメンズファイナルを制したのは？

(大観衆を前にしてのビーチ凱旋)
PHOTO: © WSL/Kenny Morris

メンズのベスト4はジークことエゼキエル・ラウ(HAW)、ジョアン・チアンカ(BRA)、イーサン・オズボーン(USA)、エヴァン・ゲイセルマン(USA)

ミッドシーズンカットでCS行きになったジークとジョアンがファイナリストに選ばれ、ヒート前半はジョアンがアウトからのビッグターンでスコアを出して主導権を握り、ラスト10分でジークがアウトでの二つの大きなターンで6.90を出して逆転に成功。
ジョアンはレイバックとインサイドセクションのメイクで6.23を返し、ラスト1分にもチャンスを得たものの、ミスでスコアを出せずにジークに軍配が上がりました。

(表彰台でハワイ国旗を掲げるジーク)
PHOTO: © WSL/Beatriz Ryder

「USオープンは子供の頃からずっと見てきた大会だし、優勝したかった。憧れのアンディ・アイアンズも優勝していたよね。この優勝はアンディとサニー、そして全てのハワイアンのものさ。ベティルーの優勝を見た時、この勝負は貰ったなと思ったんだ」

CSでは25位が2戦続いてランキングも低迷していたジークでしたが、今回の優勝で24つもランクアップして3位に浮上。
クオリファイも見えてきました。

なお、2022年のCSはフランス戦が中止になったため、全7戦に減少。
上位4イベントのポイントで争われ、残りはポルトガル、ブラジル、ハワイです。

次のCS第5戦『EDP Vissla Pro Ericeira』は10月1日〜9日にポルトガルで開催されます。

『Vans US Open of Surfing』結果
1位 エゼキエル・ラウ(HAW)
2位 ジョアン・チアンカ(BRA)
3位 イーサン・オズボーン(USA)、エヴァン・ゲイセルマン(USA)
5位 リアム・オブライエン(AUS)、ジョエル・ヴォーン(AUS)、ルッカ・メシナス(PER)、ライアン・カリナン(AUS)

ウィメンズ
1位 ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)
2位 メイシー・キャラハン(AUS)
3位 キャロライン・マークス(USA)、ソフィア・マックローチ(AUS)
5位 都筑有夢路(JPN)、ブロンテ・マコーレー(AUS)、モリー・ピックラム(AUS)、ケイトリン・シマーズ(USA)

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

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