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五十嵐カノアが好調なスタート!『Vans US Open of Surfing』開幕!

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(五十嵐カノア)
PHOTO: © WSL/Kenny Morris

現地時間7月30日、3年ぶりにフルスケールに戻った真夏の祭典『Vans US Open of Surfing』が開幕!
公式2-3ftレンジのカリフォルニア・ハンティントンビーチでメンズRoun of 96の16ヒートが進行しました。

初日は五十嵐カノアが主役

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(ハンティンンビーチ・サウスサイドピア)
PHOTO: © WSL/Beatriz Ryder

2017年、2018年に『Vans US Open of Surfing』2連覇を達成した日本の五十嵐カノアはトータル14.10で快勝。
ローカルヒーローのカノアは独特のブレイクのハンティントンビーチ、ピア南側の戦い方を熟知しており、3度目のタイトルに向けてまずはウォーミングアップ的なラウンドをクリアしました。

「ここは自分にとって本当に特別な場所さ。この街にいると会場の設営が始まる数週間前から興奮するんだ。逆に撤去される時は悲しいけどね。歴史的なイベントで、特に子供の時は特別な気持ちで見ていたよ。初日は仕事をこなすことが出来た。イベントが進んで安定して勝てるようになると気分が良くなるんだ」

なお、今イベントではカノアの父、勉氏が自身のYOUTUBEチャンネルで現地リポートを公開。
すでに開幕直前の様子をアップしています。



小林桂もラウンドアップ

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(北米リージョナルの小林桂)
PHOTO: © WSL/Beatriz Ryder

このイベントはCS(チャレンジャー・シリーズ)の第4戦。
五十嵐カノアを始めとしたCT選手は結果によるポイントに左右されませんが、CSからCTクオリファイを目指す選手にとっては、1ラウンド毎が人生を賭けるような勝負になります。

この日は北米リージョナルの活躍が目立ち、コロヘ・アンディーノを始め、小林桂、ジェイク・マーシャル、リーバイ・スローソン、クロスビー・コラピント、イーサン・オズボーン、コール・フシュマン、マイケル・ダンフィー、エヴァン・ゲイセルマンが勝ち上がっていました。

「ここかがら今シーズンのターニングポイントであることは間違いなく、どのイベントでも表彰台を狙うよ。今大会は自信に満ちているんだ。序盤の数戦で負った怪我を克服し、良い成績を残したいね。フィジカル、メンタルの両方のトレーニング、家族との時間。人生でどれだけ多くの時間を費やしてきたことか。それがスポーツを支えてくれていることに感謝している」と小林桂はコメント。

CSの前半は怪我で思うような結果を残せなかった小林桂。
2021/2022年のQSランキング2位という実力を持っている彼が真価を発揮するのはこれからでしょう。

和井田理央がまさかの敗退

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(和井田を倒したベテランのアレホ)
PHOTO: © WSL/Beatriz Ryder

CS2連覇で2023年のCTクオリファイを固めているアジアリージョナルの和井田理央(IND)ですが、アレホ・ムニーツ(BRA)、エヴァン・ゲイセルマン(USA)に抑えられ、まさかの一コケに...。

トップ通過を果たしたアレホは、「リオには今年倒すべき選手だよ。マンリーで彼にやられた後、彼と対戦して勝てたのは最高に嬉しいね。ファーストラウンドでは最も厳しいヒートだったんじゃない?何度もここに来ているけど、自分のキャリアの中でも大きな勝利だった。自分を信じて波に乗れば、全て上手くいくんだ。それだけハードなトレーニングをしているよ」 と話していました。

日本人選手では前回の南アフリカ戦で怪我から復帰した村上舜、上山キアヌが勝ち上がった一方、2015年に日本人として初めてタイトルを獲得した大原洋人、稲葉玲王の千葉組が敗退。
脇田泰地は最終ヒートにクレジットされています。

ネクストコールは現地時間7月31日朝7時5分(日本時間同日の23時5分)、30分後に開始予定。

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

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