コンテスト
WLT第2戦『Vans Duct Tape Invitational』直前情報
PHOTO: © WSL/Herron
7月30日からカリフォルニアのハンティントンビーチで開催されるCS(チャレンジャー・シリーズ)の第4戦『Vans US Open of Surfing』
今年は3年ぶりにフルスケールの真夏の祭典に復活してスケートボード、BMX、ライブなどがミックスチャーされます。
更にロングボードツアーの第2戦『VANS Duct Tape Invitational』も併催。
今回はその『VANS Duct Tape Invitational』の直前情報をお届けします。
2022年WLT
PHOTO: © WSL/morris
2022年のWLTは全3戦で争われ、第1戦のマンリービーチ、第2戦のハンティントンビーチは5,000ポイント。
最終戦のマリブのみ10,000ポイントが与えられ、ワールドタイトルは3イベントの内、ベスト2イベントのポイントで争われます。
参加選手はメンズ、ウィメンズ共に20名。
内訳は2021年ランキングトップ10、各リージョナルから選ばれた7名、WSLワイルドカード1名、イベントワイルドカード2名。
昨年、45歳にして3度目のワールドタイトルを獲得、ケリー・スレーターも上回るWSL史上最年長記録も手に入れたジョエル・チューダーはシーズン前にWSLに不適切な発言をしてしまい、出場停止処分を受けて今年は出場していません。
更に2019年にツアーディレクターに就任したデヴォン・ハワードは辞任しましたが、この二人がWLTを改革した功績は後世に語り継がれることでしょう。
タイトル争いの行方は?
PHOTO: © WSL/Cait Miers
すでに終了したオーストラリア・マンリービーチでの開幕戦『Sydney Surf Pro WLT』はハリソン・ローチ(AUS)、ホノルア・ブロムフィルド(HAW)が優勝。
日本の井上鷹、田岡なつみが共に5位に入っていました。
10,000ポイントを獲得出来るマリブでの最終戦はもちろん、ハンティントンビーチもタイトル争いには重要なイベント。
特にハリソンは初のワールドタイトル、それも2009年のハーレー・イングルビーを最後にオーストラリアにロンボードのタイトルは戻っていないため、期待を一身に背負っています。
ハリソンの一番のライバルは開幕戦を欠場していた2019年のワールドチャンピオン、ジャスティン・クインタル。
ジャスティンはハンティントンビーチでの「Duct Tape」のディフェンディングチャンピオンでもあります。
もちろん、開幕戦で上位に入っていたベン・スキナー(GBR)、カニエラ・スチュワート(HAW)なども強敵です。
ウィメンズはここ数年、ホノルアとソレイユ・エリコ(USA)、クロエ・カルモン(BRA)の3人でタイトルを独占しており、今年もその流れに変化は無さそうです。
カレントリーダーのホノルアが獲れば2年連続、6度目のワールドタイトルになります。
日本人選手とワイルドカード
PHOTO: © WSL/Cait Miers
今回は井上鷹、田岡なつみに加え、WSLからアジア代表として選ばれた吉川広夏も参加。
吉川広夏はクラウドファンディングで遠征費を集って予想を上回る資金を調達、彼女の人気の高さと期待度が伺えていました。
その他、ワイルドカードではジョエル・チューダーの息子、トッシュ・チューダー(USA)が初のWLT出場。
すでに父親譲りのスタイルでメディアにも注目されており、活躍が期待出来そう。
『VANS Duct Tape Invitational』は8月3日〜7日に開催。
『Vans US Open of Surfing』公式サイトなどでライブ中継が配信されます。
Vans Duct Tape Invitational Competitor List
Women’s
Honolua Blomfield (HAW)
Alice Lemoigne (FRA)
Chloe Calmon (BRA)
Kelis Kaleopa'a (HAW)
Soleil Errico (USA)
Avalon Gall (USA)
Natsumi Taoka (JPN)
Zoe Grospiron (FRA)
Sally Cohen (HAW)
Kirra Seale (HAW)
Tully White (AUS)
Sophia Culhane (HAW)
Lindsay Steinriede (USA)
Rachael Tilly (USA)
Kaitlin Mikkelsen (USA)
Mason Schremmer (USA)
Maria Fernanda Reyes (PER)
Hiroka Yoshikawa (JPN)
Karina Rozunko (USA) - Wildcard
Jasmim Avelino (BRA) - Wildcard
Frankie Seely (USA) - Alternate
Men’s
Harrison Roach (AUS)
Kai Sallas (HAW)
Ben Skinner (GBR)
Kevin Skvarna (USA)
Justin Quintal (USA)
Taylor Jensen (USA)
Tony Silvagni (USA)
Kaniela Stewart (HAW)
Lucas Garrido Lecca (PER)
Cole Robbins (USA)
Steven Sawyer (ZAF)
Jefson Silva (BRA)
Taka Inoue (JPN)
Kaimana Takayama (USA)
Declan Wyton (AUS)
Phil Rajzman (BRA)
Joao Dantas (PRT)
Keoki Saguibo (HAW)
Tosh Tudor (USA) - Wildcard
Jules Lepecheux (FRA) - Wildcard
Steven McLean (USA) - Alternate
『Vans US Open of Surfing』公式サイト
https://www.vansusopenofsurfing.com/
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