『2022 Surf City El Salvador ISA World Junior Surfing Championship』勝負の分かれ道となった3日目 | サーフィンニュース BCM | コンテスト

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『2022 Surf City El Salvador ISA World Junior Surfing Championship』勝負の分かれ道となった3日目

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(チームメイトを見守る日本代表)
PHOTO: ISA / Mike Rodriguez

18歳以下の世界一を決める『2022 Surf City El Salvador ISA World Junior Surfing Championship』は現地時間5月30日に3日目を迎え、全てのクラスでR2が終了。

45カ国から419人が集まる大所帯のこのイベントではR1は強豪国にとってウォーミングアップ的なラウンドとなり、このR2以降が本当の勝負。
日本代表も含め、すでに敗者復活戦のリパチャージへ振り落とされた選手も目立ち始め、勝負の分かれ道となった一日でした。

なお、コンテスト3日目は「ラ・ボカナ」でU16ガールズ、U16ボーイズ。
「エル・スンサル」ではU18ボーイズのR2、U18のガールズのヒートが進行。

「エル・スンサル」はライトのポイントブレイク。
「ラ・ボカナ」は玉石混じりの河口でライト・レフト共にあり、二つのポイントは特徴が異なるため、公平さを保つために日によって会場は振り分けられています。



日本代表は4名がリパチャージ行き

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(日本代表の結束力は世界トップ)
PHOTO: ISA / Mike Rodriguez

日本代表R2の結果はU16ガールズで鈴木莉珠、池田美来が通過した一方、高橋花音は4位でリパチャージR2行き。
U16ボーイズは渡邉壱孔、寺田文太、長沢侑磨の3名が揃って1位通過。
特に渡邉壱孔、長沢侑磨はスコアも伸びています。

U18ボーイズは岩見天獅が1位通過を果たした一方、鈴木一歩、佐藤利希はリパチャージR2行き。
U18ガールズは中塩佳那、松岡亜音がラウンドアップした一方、川瀬心那がリパチャージR2行きを強いられています。

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(R3進出を果たした寺田文太)
PHOTO: ISA / Sean Evans

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(好調の渡邉壱孔)
PHOTO: ISA / Mike Rodriguez

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(暑さに負けないために首の裏を冷やすのは日本代表の秘訣、渡邉壱孔)
PHOTO: ISA / Mike Rodriguez

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(渡邉壱孔)
PHOTO: ISA / Pablo Franco

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(鈴木一歩)
PHOTO: ISA / Jersson Barboza

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(中塩佳那)
PHOTO: ISA / Jersson Barboza

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(高橋花音)
PHOTO: ISA / Mike Rodriguez

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(池田美来)
PHOTO: ISA / Mike Rodriguez

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(長沢侑磨)
PHOTO: ISA / Sean Evans

白熱した3日目

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(土壇場で逆転したジャクソン・ドリアン)
PHOTO: ISA / Sean Evans

U16ガールズではカナダ代表のエリン・ブルックスが強烈なフロントサイドで9.67とイベントのハイエストスコアをマーク。
トータル17.50でアメリカ代表のサラ・フレイレと共にR3行きを決めています。

「あの9.67の波は超楽しかったわ。ヒートの中で最も大きな波の1つだったので、自分をプッシュしたかったけど、無理しすぎないように抑えたの。コンテストの期間中に良いエアセクションがあれば、もっと進歩的なサーフィンを見せられると思うわ」と話していました。

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(円陣を組むカナダ代表)
PHOTO: ISA / Pablo Franco

U16ボーイズではオーストラリア代表のエデン・ハッソンが序盤に8.33、7.50を出してトータル15.83。
このクラスのハイエストヒートスコアを出した一方、スペインのハンス・オドリオゾラは大きなバックハンドのフローターと2ターンのコンボでこのクラスのハイエストとなる9.50を出していました。

U18ボーイズでは南アフリカ代表のルーク・トンプソンが「エル・スンサル」でリッピングを繰り返し、このクラスのハイエストとなる9.00をマーク。
7.10のバックアップも重ね、16.10とこの日のハイエストヒートスコアも出して目立っていました。

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(ルーク・トンプソン)
PHOTO: ISA / Jersson Barboza

U18ガールズではエクアドル代表のジェネシス・ボルハが8.57とこの日のこのクラスでのハイエストスコアを出してアメリカ代表のゾエ・ベネデットと共にラウンドアップ。
ハワイ代表のプアマカマエ・デソトも8.17のハイスコアを出して注目されていました。

同じハワイ代表ではU16ボーイズのジャクソン・ドリアンが序盤にインターフェアをしてしまい、減点で4位に甘んじていましたが、残り1分を切ってから8.00を出して1位通過を果たしています。

「最後のセットが入った時、プライオリティを考えて最初から手を出さないことにしたんだ。そして、狙っていた最後の一本に乗ったのさ。本当に怖かったよ」

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(11歳のゼブロウスキー)
PHOTO: ISA / Sean Evans

元プロスノーボーダーの娘、フランス代表のゼブロウスキーは11歳にして参加。
7.50を含むトータル13.93でスペイン代表のアネット・ゴンザレスと共にR3行きを決めています。

「ISAワールドジュニアに参加するのは初めてよ。ヒートで勝てて、本当に嬉しいわ。波はパーフェクトだったし、凄い楽しかった」

ISAの面白さはサーフィンのメジャー国以外の選手や、ゼブロウスキーのように才能ある若い選手が有名になる前に見られること。
カリブ諸国の小さな国、トリニダード・トバゴから最年少10歳の選手も参加しており、夢のオリンピック出場に向けて一歩を踏み出していました。


4日目のスケジュール



コンテスト4日目のスケジュールは「ラ・ボカナ」ではU18ボーイズ、U18ガールズのR3。
その後、リパチャージのR1がU18ボーイズ、U18ガールズ共に開始。

「エル・スンサル」では16ガールズ、U16ボーイズのR3。
その後、リパチャージのR1が16ガールズ、U16ボーイズ共に行われる予定です。

日本代表はU18ボーイズのR3H4に岩見天獅。
U16ボーイズのR3H4に渡邉壱孔、H5に寺田文太、H6に長沢侑磨。

U18ガールズのR3H2に中塩佳那、H6に松岡亜音。
U16ガールズのR3H5に鈴木莉珠、H6に池田美来。
池田美来はシエラ・カー(AUS)と同ヒートです。

コンテスト4日目は日本時間5月31日の22時30分からスタートします。
ライブ中継は公式サイト、公式YouTubeなどで配信されます。

『2022 Surf City El Salvador ISA World Junior Surfing Championship』公式サイト:https://isasurf.org/event/2022-el-salvador-isa-world-juniors-surfing-championship/

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