コンテスト
WLT開幕戦『Sydney Surf Pro WLT』田岡なつみがQF進出!
PHOTO: © WSL/Cait Miers
マンリービーチ、ハンティントンビーチ、マリブの全3戦で行われるに2022年ロングボードのワールドツアー開幕戦『Sydney Surf Pro WLT』
CS(チャレンジャー・シリーズ)との併催ですでに現地時間5月16日に開幕して翌日にはウィメンズのベスト8が決定しました。
田岡なつみが9ポイントライドで圧勝
PHOTO: © WSL/Cait Miers
会場のマンリービーチは先週に入った大きなウネリが嘘のように穏やかになり、ロングボード向けのコンディション。
初日はメンズ・ウィメンズ共にR3まで進行、2日目となる5月17日は公式1ftのグラッシーな波。朝はハイタイドで割れづらく、お昼頃の潮の引きを待ってウィメンズのR4から再開され、日没までに8ヒート全てが進行しました。
日本にもあるような平均的なビーチブレイクのマンリービーチでこの日際立っていた一人が日本の田岡なつみ。
2011年のワールドチャンピオンであり、10年以上のキャリアを持つベテランのリンジー・ステインリード(USA)を相手に辛抱強く波を待った田岡なつみはバックサイドで華麗なノーズライドをメイクして7.67。
フロントサイドでは更に長いノーズを決めて9.00をスコア。トータル16.67の圧勝でQF進出を決めています。
「波は小さかったけど、日本のホームブレイクのような感じで楽しかったわ。今朝は早起きしてウォーミングアップをしたの。しばらく中断していたから、ヒートが始まる頃には本当に準備万端だった。今日もヒートが行われ、1本の波で最高のサーフィンをすることが出来て、本当に気持ち良かった。自分のボードとサーフィンの相性が最高なので、それが報われて本当に嬉しい」
ハイエストを出したロコガール
PHOTO: © WSL/Cait Miers
田岡なつみの9ポイントを上回るシングルスコアを出したこの日の主役は22歳のマンリーローカル、タリー・ホワイト(AUS)でした。
フランスのゾーイ・グロスピロンを相手にハングテン、ドロップニーカットバック、フィニッシュまでメイクして9.10をスコア。
6.57のバックアップスコアも重ね、トータル15.67でQFに進んでいます。
「ホームでこのようなサポートを受けられるのは、本当に特別なことよ。この火曜日の午後、多くの友人や家族に会えて素晴らしい気分ね。みんなの応援、凄い感謝しているわ。今日は超小さい波だと言われたけど、ノースステイン(マンリービーチ中央に位置するピーク)でこんなログ向けの波に乗れるのは夢のよう。舞い上がっているわ。ハイスコアが欲しかった時に凄い良い機会を与えてもらった」
その他、昨年史上最年少で3Xを達成したホノルア・ブロムフィルド(HAW)、ソレイユ・エリコ(USA)、レイチェル・ティリー(USA)、クロエ・カルモン(BRA)などがQFへ。
田岡なつみはQFのH1でクロエと対戦します。
PHOTO: © WSL/Beatriz Ryder
メンズはハリソン・ローチが好調
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初日にR3まで進んだメンズはハリソン・ローチ(AUS)、カニエラ・スチュワート(HAW)、ピッコロ・クレメンテ(PER)、カイ・サラス(HAW)など強豪が残り、日本の井上鷹も勝ち上がっています。
出場停止処分のジョエル・チューダー(USA)、2019年のワールドチャンピオン、ジャスティン・クインタル(USA)は今回出場していません。
ネクストコールは現地時間5月18日の朝7時15分(日本時間6時15分)で、7時35分開始の予定。
18日〜19日にかけて更にウネリが弱まる予想となっており、20日の金曜日以降にサイズアップする見込み。
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
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