コンテスト
2022年ロングボードツアーのフォーマットとスケジュールが発表!
3月28日、WSLは沈黙を守っていた2022年ロングボードツアーのフォーマットとスケジュールを正式に発表。
オーストラリアのマンリービーチから始まり、カリフォルニアのハンティントンビーチ、最終戦はマリブが会場になります。
2022年WLTフォーマット
2022年ロングボードツアーはメンズ、ウィメンズ共に20名が参加予定。
2021年ランキングトップ10、各リージョナルから選ばれた7名、WSLワイルドカード1名、イベントワイルドカード2名で構成されます。
第1戦のマンリービーチ、第2戦のハンティントンビーチは5,000ポイント。
最終戦のマリブのみ10,000ポイントが与えられ、ワールドタイトルは3イベントの内、ベスト2イベントのポイントで争われます。
2019年からツアーディレクターを務めるデヴォン・ハワードは以下の声明を公表。
「ワールドロングボードツアーのキックオフと今年後半に象徴的なブレイク、マリブのファーストポイントでワールドチャンピオンが決定することを楽しみにしている。また、今年のツアーがマンリービーチからスタートし、ハンティントンビーチに続くことも楽しみだね。このツアーの全てのブレイクでチャンピオンが誕生している。今私達が知るサーフカルチャーが世界の舞台に登場した1960年代まで遡り、ロングボードの歴史に彩られるんだ」
2022年WLTスケジュール
PHOTO: © WSL / Dunbar
マンリービーチでのキックオフイベントはショートボードのCS(チャレンジャー・シリーズ)との併催となります。
デューク・カハナモクがオーストラリアにサーフィンを紹介したフレッシュウォータービーチの隣にあるマンリーはシドニーに近いこともあり、最も人気があるビーチ。
1964年にフィリス・オドネルとミジェット・ファレリーがサーフィンの初代世界チャンピオンに輝いた場所でもあり、数々の世界的なコンテストの開催地としても有名です。
PHOTO: © WSL /Morris
第2戦目のハンティントンビーチもコンテストの世界で古い歴史がある場所。
CSの『Vans US Open of Surfing』と併催されます。
ワールドタイトルが決まる最終戦のマリブは2021年シーズンにも使用され、世界中のロガーが憧れる長く美しいライトの波でジョエル・チューダーがワールドタイトル史上最年長記録を樹立。
ホノルア・ブロムフィルドが史上最年少で3Xを達成するなど歴史に残るイベントの舞台になっていました。
◾️5月16日〜24日
オーストラリア・マンリービーチ
『Sydney Surf Pro WLT』
◾️8月3日〜7日
カリフォルニア・ハンティントンビーチ
『Vans Duct Tape Invitational』
◾️10月3日〜13日
カリフォルニア・マリブ
『WSL Longboard Championships』
PHOTO: © WSL / Mike Ito
ジョエル・チューダーは出場できるのか?
一時は1戦のみでワールドタイトルを決めるのでは?と噂されていた2022年のロングボードツアーと男女平等を謳いながらCTとの8倍の賞金額の差に自身のInstagramで意見を述べていたジョエル・チューダー。
これがWSLのコミッショナー、ジェシー・マイリー・ダイヤも巻き込んで大騒動となり、出場停止処分に...。
ジェシーの以下の声明を見ると賞金額については触れていないものの、ジョエルの意見を尊重していることがうかがえます。
「2022年にワールドロングボードツアーを復活させることができ、大変嬉しく思う。ロングボードコミュニティは非常に情熱的よ。プロサーフィンにおけるこの重要な部門の将来を計画する際、彼らから得た全てのフィードバックを感謝して汲み取るわ。今年のツアーは3つのイベントを開催する予定。最後にマリブの象徴であるファーストポイントでワールドチャンピオンが決まるのを楽しみにしている」
今回のWSLの発表に併せてジョエルは自身のInstagramにWSL側から届いたと思われるメールを公表。
ジョエルのイベントでもある『Vans Duct Tape Invitational』が加わったことを見ても、近い内に出場停止処分は解除され、良い関係が戻ると思われます。
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
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