コンテスト
2022年初のQS5,000を制したのは?
PHOTO:© WSL/Miers
5月のオーストラリアから始まるCS(チャレンジャー・シリーズ)に向けて各リージョナルで出場者を決めるQSが開催されていますが、イベント数はリージョナルによって大きな差があり、例えばアジアリージョナルはインドネシア、日本の計2戦のみです。
逆に最も多いオーストラリアは2月に3戦、3月に3戦、4月に2戦、
加えてQSで最もハイグレードの5,000イベントが2回も行われます。
これはコロナ前だと普通のイベント数ですが、まだ世界的に正常化していない状況では異例の多さです。
決してオーストラリアがコロナ0になった訳ではなく、直近では3月24日のオーストラリア全土の新規感染者数66,782人。
しかし、ワクチン接種の割合が81.8%と多く、重症化のリスクが少ないことから制限緩和が他国よりも進んでいるのです。
今年初の5,000イベントを制したのは?
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2022年の多くのQSイベントが1,000に抑えられている中、すでにオーストラリアでは3月14日〜19日にNSW州のアヴォカビーチで3,000『Vissla Central Coast Pro』&『Sisstrevolution Central Coast Pro』が行われ、カラニ・ボール、メイシー・キャラハンが優勝。
続いて3月21日〜25日にNSW州のキャバリタで5,000『Oakberry Tweed Coast Pro』が開催され、カイアス・キング、ディミティ・ストイルが優勝しています。
「自分にとって初めてのWSLイベントでの優勝さ。今どれだけ嬉しいか説明できないよ。
人生を通してこの日を夢見てきたし、努力が報われた感じだね。この近くに住んでいるので、やりやすかった。今週はただ楽しく、のんびりと過ごしてきたんだ。ランキングが上がったのは良いことだけど、まだ1つイベントが残っている」
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バイロンベイ出身の21歳。
ブロンドの長髪というルックス通り、ロックな生き方をしているカイアス。
SFでは優勝候補の筆頭だったCTサーファーのイーサン・ユーイングに対してストレートエア・スロブ・グラブで9.33をスコア。
トータル17.33を出してコンビネーションの圧勝でした。
今回の優勝で5,000ポイントを加算してランキングは2位。
オーストラリア/オセアニアリージョナルはメンズ10名、ウィメンズ8名がCSに参加出来るため、すでにチケットは手に入れたようなものです。
ウィメンズはディミティ・ストイル
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ウィメンズは2014年、2015年と2年CTを回ったサンシャインコースト出身のディミティ・ストイルが優勝。
最近では「Shimmy Disco」という名のクラブDJの活動をコンテストよりも優先してきた彼女でしたが、2021年のCSで5位、9位に入るなどの結果が評価されて「Roxy」のスポンサーが付き、再びこちらの世界に力を入れる方向だそうです。
ファイナルではソフィ・マックローチを相手に僅か2本の波で勝利。
QSでは2014年の『Surfest Newcastle』以来の優勝でした。
「ステフ・モード全開で挑んだのに、2本の波しか掴めなかったわ。それだけで十分だったけどね。本当に最高なんだけど。超嬉しいわ。昨年からの努力がようやく報われた感じね。このような大きな大会で最後に優勝したのは、クオリファイした年で、その年はすべてが上手くいった感じだった。今年も同じような感覚を持っているので、同じ方向に進めばいいと思う。キャバリタでの1週間、とても楽しかったわ。波は文字通り毎日良くて、とてもラッキーだった」
前戦の3,000イベントで5位に入っていた彼女は今回の優勝でカレントリーダーへ。
2年連続CS出場を確実にしました。
オーストラリアの次のQSイベントは毎年恒例の『Surfest』の一環として行われるQS5,000『City of Newcastle Pro』
3月29日〜4月3日にNSW州のニューキャッスルで開催されます。
なお、志田下で開催中のQS1,000『Asia Open』はメンズがベスト16、ウィメンズがベスト8まで揃い、今週末に全てが決まります。
WSL公式サイト:http://www.worldsurfleague.com/
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