コンテスト
今シーズン2度目の開催となったナザレのBWTイベントを制したのは?
現地時間2月10日、ポルトガル・ナザレで『TUDOR Nazaré Tow Surfing Challenge Presented by Jogos Santa Casa』が開催され、ルーカス・チアンカ(BRA)、マヤ・ガベイラ(BRA)が個人の優勝である「Best Performance Awards」を獲得。
チーム優勝の「Best Team Performance Title」はルーカス・チアンカ(BRA)&ニック・ヴォン・ランブ(PRT)のペア。
特別賞の「Most Committed Award」はジェイミー・ミッチェル(AUS)が獲得しました。
PHOTO: © WSL/Masurel
ナザレで2連勝したチャンボ
PHOTO: © WSL/Masurel
2021/2022シーズンのBWT(ビッグウェーブワールドツアー)はナザレ、ジョーズの2戦で構成され、ウェイティングピリオドは共に2021年11月15日〜2022年3月31日。
すでにナザレイベントは12月13日に開催されており、今回が特別イベントなのかどうかをWSLは明かしていませんが、前回と同じトーインでのチーム戦で行われ、メンバーが少し入れ替わっていました。
この日のナザレの公式サイズは12月開催時と同じ40-50ftレンジ。
まさにリアルなナザレの波が姿を現し、前回のウィメンズチャンピオン、ジャスティン・デュポン(FRA)、ジェイミー・ミッチェル(AUS)が危険なワイプアウトをして負傷や病院送りになる場面も...。
そんな中、前回のメンズチャンピオンであるチャンボことルーカス・チアンカ(BRA)は序盤からベストウェーブを掴み、8.33のハイスコアを出して他を圧倒。
彼と今回CT出場のために参加していないカイ・レニー(HAW)しか出来ないナザレでのアーリーウープをメイクするなどビッグウェーブでの限界に挑んでいました。
PHOTO: © WSL/Blanc
「凄い興奮しているよ。僕らのチームはあの場所で特別な繋がりを持っているんだ。いつも同じ波を探しているし、完璧なペアだよ。自分が乗った波には満足しているけど、もっと学んで自分のサーフィンを向上させたいね。ニックと一緒にベストパフォーマンス賞とベストチーム賞を受賞出来て本当に嬉しいさ。海での関係も最高だった。何も言わなくても彼が波を選んでくれ、僕はただ演技をするだけだったよ。彼も同じように演技をしてくれて最高だったね」
ルーカス・チアンカ
PHOTO: © WSL/Blanc
今回はカイではなく、ベテランのニック・ヴォン・ランブ(PRT)とペアを組み、ニック自身も素晴らしいライディングを披露。
ナザレが上がった時、常にいるこの二人の息はピッタリでした。
「本当に素晴らしい機会だったよ。チャンボのことは尊敬している。彼は常に自分の限界に挑戦する男なんだ。彼と競い合うことは楽しいよ。彼はとてもポジティブでエネルギーに溢れている素晴らしいサーファーさ。親切で、自分の世界を分かち合ってくれた。あの場所にいれたことが本当に最高だった。二人で何本も波に乗れたし、彼の波は凄い良かったよね。僕のことを応援してくれたし。最高だったよ」
ニック・ヴォン・ランブ
マヤ・ガベイラが初優勝
PHOTO: © WSL/Masurel
前回同様、ウィメンズはフランスのジャスティン・デュポン、ブラジルのマヤ・ガベイラ、ミシェル・デス・ブイヨンの3名が出場。
ジャスティンは最初の波でストラップに左足を挟み、途中棄権。ナザレで多くの時間を費やしているミシェルは果敢にチャージをしたものの、個人優勝は僅差でマヤが手にいれることに。
「ジェットコースターのようだった。大変な一日だったわ。最初のヒートで巻かれて、Co2キャニスターを使い切ってしまい、背骨に違和感も感じていたの。そのままサーフィンを続けたけど、ストレスを抱えながら無理をしてしまった。自分のヒートの直前にジャスティンが怪我をしたし、アントニオもジェイミーもやられてしまい、嫌な雰囲気になっていたわ。でも、今日はピエールが一緒にペアを組んでくれて本当に良かった。彼のおかげでやり遂げることが出来たわ。プロ初勝利が人生の多くを捧げてきたナザレなんて...」
マヤ・ガベイラ
PHOTO: © WSL/Masurel
BWTはマウイ島ジョーズを舞台とした『Quiksilver Jaws Big Wave Challenge presented by TUDOR』がスタンバイ中。
ウェイティングピリオドは2022年3月31日まで。
競技開始の4日前にイエローアラート、48時間前にグリーンアラートが発令されます。
WSL公式サイト
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