業界ニュース
I・S・U茨城サーフィンクラッシック
5月24(土)〜25(日)の2日間に渡り、日本の最高峰であるJPSAプロシリーズの今シーズン初戦I・S・U茨城サーフィンクラッシックが茨城県の大洗海岸で行われました。プロシリーズとは、JPSAより公認を受けたプロの中でも、昨年のランキング上位44名(他シードが4名)の選手だけがエントリー出来る大会で、ハイレベルなサーフィンは見る者を飽きさせず、目が離せないといったライディングの連続でした。コンテスト期間中はアベレージで頭〜頭半位のサイズは有りましたが、北東のサイドオンショアを喰らいハードコンディション。しかしトッププロには全く問題無しといった感じで、"さすがプロの目"良い波をセレクトしハードにリッピングを連発していました。
初日の注目HeatとなったRound2-Heat4では、鴨川ローカルの関谷利博、小川直久、渡辺将人が同Heatにクレジットされ、先輩、関谷が良い波を掴めず敗退。またHeat8では牛越の1位通過が確定したものの、2位争いで、小川啓と原田正規が同点の末、カウントバックで小川に軍配が上がりました。
2日目のRound3からは、一緒に勝ち上がった者同士で戦うマンonマンに。Heat1から2年連続チャンピオンの河野正和が破れる波乱のスタートでした。
Heat2の福地孝行VS沼尻和則は同点のカウントバックで福地。もっともエキサイティングだったのはHeat3の小野嘉男VS田中樹。スタートから好ポイントを叩き出した田中でしたが、立て続けに7〜8ポイント台の高得点を出す小野が逆転!田中は最後まで追いつくことは出来ませんでした。やはり地元の小野は調子も良く、練習でも同僚の沼尻と共に誰よりも早朝から海に入る気合いを見せていました。
続くクォーターファイナルは、8名中6名が千葉の30代。Heat1は片貝ローカルの幼なじみ対決となった千葉一幸VS福地孝行でしたが、福地がRoundアップ。Heat2では好調な小野が、日本のパイプライナー小川を退けました。Heat3では、頭半サイズの際どいポジションにアプローチした浦山哲也が今大会のベストポイントとなる9.8のスコアを叩き出しRoundアップ!
そしてセミファイナルのHeat1では、福地が小野の勢いを止めるライディングでファイナルへ。続くHeat2では、多少疲れが感じられたものの、牛越が浦山を下しました。ファイナルは、セットを待ちハイポイントを狙う福地、小さめの波で確実にポイントを稼ぐ牛越と分かれましたが、セット間が長く、そのセットが入っても形がイマヒトツ。結局、Heatスコアで12ポイントを稼いだ牛越が昨年のバリ以来となるウィニングコールを受けました。
尚、レディースはルーキーの間屋口がプロ入り初優勝。以下「ながいせい・一の瀬・北川」と続きましたが、今大会の間屋口のボードコントロール技術はレディースでも群を抜いていました。今後、彼女の時代がレディース界を圧巻する日も近いかもしれません。
毎年のことですが、I・S・U茨城サーフィンクラッシックは整備されたコンテスト会場、ギャラリーの多さ、一生懸命なスタッフ等、最高に盛上るコンテストです。来年の開催も願うと共に、是非会場に足を運んでのライブ観戦をお薦め致します。
結果は以下の通り。
Men
優勝 牛越 峰統
2位 福地 孝行
3位 小野 嘉夫、浦山 哲也
5位 千葉 一幸、小川 直久、森 哲太、久我 孝男
Women
優勝 間屋口 香
2位 ながい せい
3位 一ノ瀬 さゆり
4位 北川 成美
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