コラム特集
誰でも参加可能なウェイブプールイベントがスイスで来月開催(WSMコラム)
世界的にウェイブプール建設の波が押し寄せたことに伴い、ウェイブプールでのサーフィンコンテストも徐々に増えてきています。
海開催が波がフラットだと開催できないリスクがある一方、人工波を思いのままに発生可能なウェイブプールでは決まった時間に開催できる点は大きなメリットですね。
世界的に見て、これまでに開催されたイベントはエアショーのスタブハイやリップカールグロムサーチのナショナルファイナルなどがあります。
上述したイベントは、招待サーファーや予選をファイナルまで勝ち上がったりと、いわゆる一定の基準を満たしたサーファーのみが出場していました。
でしたが、今年スイスのアルプス山脈の麓でオープンしたアライアベイにて、誰もが参加可能なウェイブプールイベントが12月に開催されます。
完全なる内陸国のスイスにて、平均最高気温4度、最低気温-3度の12月開催とあらゆる点で斬新と言える今イベント名は「Alaia Open Winter Cup」。
サーフィンと音楽の融合という同イベントには、パーティーアイランドで知られるスペインのイビザ島からDJがやって来て参加するそうです。
サーフイベントとしては、メンズ、ウイメンズ、ジュニア、キッズのクラスに加え、国外サーファーも受け入れるべくインターナショナル部門も設けられています。
イベント参加費は199スイスフラン(約2.4万円)で、週末開催の同イベントの前日の金曜日のウォームアップサーフ、土曜日の予選でアライアベイでのサーフが可能。
土曜日の予選を勝ち上がれば、日曜日のイベント最終日でもサーフ可能となります。
内陸国であるスイスでのサーフコンテストと従来では考えられないイベントではあるものの、賞金総額が7.5万ドルとそれなりの規模のイベントとなります。
さて、今イベントの最大の見所は、これまでのウェイブプールイベントのような足切りがなく誰でも出場可能なため、埋もれていた才能が日の目を浴びる可能性があるという点。
例えば、ターンなんかは苦手だけど、エアリアルの特定のバリエーションだけは誰よりも得意といったニッチなサーファーが発掘される可能性があるというのが興味深い点と言えるでしょう。
公式サイト「ALAIA BAY」
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