コンテスト
『Nissan Super Girl Surf Pro』終了!
『US Open of Surfing』の前哨戦、ウィメンズQS3,000『Nissan Super Girl Surf Pro』がカリフォルニア・オーシャンサイドピアで9月17日〜19日に開催。
先日の「Rip Curl WSL Finals」にも参加したキャロライン・マークス(USA)、タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)を始め、メイシー・キャラハン(AUS)、ブリッサ・ヘネシー(CRI)とCT選手も出場した今大会。
オリンピアンでもあるキャロラインがケイトリン・シマーズ(USA)を倒して優勝。
過去に2度の北米リージョナルチャンピオンになったキャロライン。QSでは2019年の『Florida Pro』以来、4度目の優勝になります。
「とても良い気分よ。この大会ではこれまで2位や3位を何度も経験しているので、やっと優勝出来て本当に嬉しいわ。本当に楽しいファイナルだった。優勝を決めたエアーリバースは特別。私がずっと取り組んできたことなの。私の目標はウィメンズサーフィンの進化を後押しすることよ」
勝負を決めたキャロラインのエアーリバース
ファイナルデイとなった9月19日のオーシャンサイドピアは公式2-3ftレンジ。
お昼頃までクリーンだった波がファイナルに向かって風の影響を受け、それがファイナルの明暗を分けることに。
19歳のキャロラインと16歳のケイトリン。
北米が誇る二人のティーンエイジャーの勝負は7ポイント台を2本揃えたケイトリンがリード。
キャロラインは6,50に続くスコアを出せませんでしたが、終盤にエアーリバースをメイク。
このライディングに8.33がコールされ、トータル14.83で逆転に成功。
オンショアによってエアリアルがしやすくなった波の変化を見逃さなかったキャロラインが一枚上手だった勝負でした。
2014年から今イベントに参加し続けていたキャロライン。
今年は北米リージョナル1位のアリッサ・スペンサーを始め、ティア・ブランコ、ミア・コリンズなど’この手の波’に慣れたQSの北米強豪選手を倒し、念願の優勝を達成しました。
9月20日からハンティントンビーチで開催される『US Open of Surfing』にはティア・ブランコなどと共にオープニングヒートにクレジットされています。
ロコガールのケイトリンが2位
12歳の時にISAのWSGのアメリカ代表として選ばれたことが大きな話題になっていたケイトリン。
14歳の時にはプロサーファーの中でもサラリーが良いと言われているRed Bullがスポンサーに付き、2020年にはWSLのスペシャルイベントとして開催された同イベントで優勝。
2021年にはサーフランチでのCTにリプレイスメントとして参加した堂々のプロサーファーなのです。
オーシャンサイド育ち、つまりローカルのケイトリンはこの波を知り尽くしており、コンスタントにハイスコアを出して地元の観客を興奮させていました。
「またファイナルに進出出来て嬉しい。勝ちたかったけどね。キャロライン以外の誰にも負けたくなかった。彼女のエアは最高よ。私はバックサイドのエアの方が得意なので、もっとレフトの波に乗りたかった。フロントハンドのエアを鍛える必要があるわね。今回は友人や家族が来てくれて、ヒートの前に気合を入れてくれた。本当に楽しかったわ」
なお、今イベントには2人の日本人選手が参加。
松田詩野はRound of 64、黒川日菜子はRound of 32で敗退。
出場予定だった脇田紗良は辞退していました。
『US Open of Surfing』が9月20日から開幕
PHOTO: © WSL/Rowland
オーシャンサイドピアから車で北へ約1時間。
ハンティントンビーチで9月20日〜26日に『US Open of Surfing』が開催されます。
このイベントはCS(チャレンジ・シリーズ)の初戦となり、2021年のCTでリクオリファイを逃した選手、7つのQSリージョナルから選ばれた選手を中心に世界中からサーファーが集まります。
アジアリージョナルからは五十嵐カノア、大原洋人、村上舜、稲葉玲王、西修司、和井田理央、オニー・アンワー
ウィメンズは都筑有夢路、前田マヒナ、松田詩野、黒川日菜子、野中美波、脇田紗良が出場します。
ウィメンズQS3,000
『Nissan Super Girl Surf Pro』結果
1位 キャロライン・マークス(USA)
2位 ケイトリン・シマーズ(USA)
3位 キーリー・アンドリュー(AUS)、アリッサ・スペンサー(USA)
WSL公式サイト
BCM の Facebook に「いいね!」をしよう
※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。