コンテスト
【東京オリンピックサーフィン競技】2日目
PHOTO: ISA / Sean Evans
7月26日、記念すべきオリンピックで初のサーフィン競技は大会2日目を迎えて男子、女子共にQFを戦うベスト8が決定!
台風8号の影響で初日に引き続き強いオンショアとなった会場の千葉・志田下。
夕方には頭オーバーまでサイズアップしたものの、難しいコンディションは変わらず。
朝方のヒートではオーストラリア代表のステファニー・ギルモア、フランス代表のジョアン・ディファイの2名のCT選手が立て続けに敗れる番狂わせも。
一方で優勝候補の筆頭であるブラジル代表や日本代表の活躍が目立った一日でした。
ジョン・ジョンvsコロヘというアメリカ代表同士のマッチアップも話題に。
なお、台風8号の進路を考慮して27日の火曜日に前倒しでファイナルまで行われる予定。
男女金メダルを獲得した同じ新競技のスケートボードのようになるか?
日本代表「波乗りジャパン」は3名が残る
PHOTO: ISA / Sean Evans
全ての選手がR3進出を決めた日本代表「波乗りジャパン」
女子のヒートから始まったこの日は最初に登場した前田マヒナがアメリカ代表のキャロライン・マークスに敗退したものの、
次の都筑有夢路はブラジル代表のタティアナ・ウェストン-ウェブを相手に安定したライディングとプライオリティの有効利用で勝利。
男子はファーストヒートの五十嵐カノアがインドネシア代表の和井田理央を相手に彼らしいクレバーな試合運びと男子2番目のスコア8.00を出してラウンドアップ。
和井田も後半の追い上げは素晴らしかったですし、次のパリオリンピックは舞台がタヒチだけにリベンジマッチになれば非常に面白い勝負になりそうです。
PHOTO: ISA / Sean Evans
そして、唯一の地元である大原洋人はペルー代表のミグエル・トゥデラと対戦。
今日のようなコンディションでエアリアルを練習してきたという言葉通り、最後の最後でビッグエアーを決めて大逆転劇を演じました。
これには多くの日本人ファンが熱狂したことでしょう。
PHOTO: ISA / Sean Evans
次のQFのカードは都筑有夢路がオーストラリア代表のサリー・フィッツギボンズ。
五十嵐カノアがアメリカ代表のコロヘ・アンディーノ。
大原洋人がブラジル代表のイタロ・フェレイラ。
全てが面白いヒートになりそうです。
ジョン・ジョンvsコロヘ
PHOTO: ISA / Sean Evans
ジョン・ジョンが敗者復活戦のR2に回ったことで実現したアメリカ代表同士の早いラウンドでの対戦。
ジョン・ジョンは左膝、コロヘは足首を共に手術してリハビリが終わったばかりでの状態で直前まで補欠のケリー・スレーターの出番もあるか?と言われていましたが、
共に元気に来日してこの大舞台で演技をしていました。
このカードではエアリアルでここまでのハイエストである8,50を出したコロヘがトータル14・83で勝利。
「ジョンと自分はアメリカ代表として出場できたことをとても光栄に思っている。
足首がダメになるようなエアーに大きなスタンドアップバレル。激しいヒートになり、本当に楽しい歴史に残るような試合になった。
あんなマニューバーをするのは7、8ヶ月ぶりさ。自分でもびっくりしたよ」とコロヘはチームメイトとのヒートを振り返っていました。
PHOTO: ISA / Sean Evans
ジョン・ジョンの方は「コロヘとはツアーでいつも対戦しているので、対戦カードを見たときは興奮したね。
楽しい挑戦であり、楽しい戦いでもあった。金メダルを獲得したかったけど、この舞台で世界のベストを相手にサーフィンができるだけで、とても幸せさ。
次のオリンピックにも必ず参加したいと思っている。将来的にはもっと多くのオリンピックでサーフィンを見たいと思っているよ」とコメント。
なお、オリンピック大国であるアメリカ人にとって特に今回の大会は特別なものになったと言えます。
ネイビーの衣装で揃えた開会式については、「開会式でみんながユニフォームを着ておしゃれをしているのを見て、なかなか眠れなかったよ。
感動したし、オリンピックに参加することは素晴らしいことだと感じたね」とコロヘは話していました。
PHOTO: ISA / Sean Evans
大会3日目は台風8号の進路を考慮してスケジュールが変更。
QFから一気にファイナルまで進行して表彰式まで行われる予定。
男子のファイナルは午後3時46分、女子は午後4時31分からの予定。
ライブ中継はNHKの東京2020オリンピックサイトやgorin.jpで配信されます。
THE SURF NEWSの五輪特設サイトでは、各ウェーブスコアまでわかる「LIVEスコア」も配信!
ISA公式サイト:https://www.isasurf.org/
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