コンテスト
デジタル化したトリプルクラウンについてケリーにインタビュー
年明けに予定されていたサンセットビーチでのCT第2戦がなくなったものの、多くのCT選手はハワイに留まっている。
その理由は魅力的なノースショアの波であり、コロナ禍でデジタル形式となったトリプルクラウンも関係してくるだろう。
昨年3度目となるトリプルクラウンのタイトルを獲得したケリーもノースショアに滞在している一人。
そんなケリーに今シーズンのトリプルクラウンについてインタビューを行った。
トリプルクラウンのデジタル化について聞かせて
サーフィンが一番上手く、全てのスポットで一番上手いサーファーが勝つ。
トリプルクラウンは必ずしもそうではないんだ。
運も関係してくるからね。
でも、デジタル化したことで、4週間もあれば最高の日に最高のスポットでサーフィンすることが可能になる。
そこで最高の波に乗って最高のサーフィンが撮影さえ出来れば勝てると思うよ。
デジタル化したデメリットは毎日どこのスポットも凄い混雑しているってことかな。
誰もがコンテストの準備モードのようにアウトに出ているし、それはいつもの冬と少し違う点。
みんな本気で自分のサーフィンに力を入れているよ。
戦略とゲームプランは?
ハワイに来て最初の週に両足首を痛めてしまったんだ。
だから、個人的には少し気楽にやっている。
自分に本気でプレッシャーをかけず、自分の好きなところでサーフィンしている。
それがハレイワ、パイプ、サンセットなら最高だよね。
コンテストでは一人一人のポジションで集中してゲームプランを練ることが出来るし、時間もある。
ヒートでは30分の間に数名の選手を倒せば良いだけさ。
でも、今回のように1ヶ月の間のベストな日にそのスポットに行かなければいけない状況だと混雑が必至なんだ。
波が良くて競争率が低いスポットを探さなければいけなくなる。
それがリアルコンテストとの明らかな違いだよね。
でも、最高のサーフィンを評価するという点では、一番公平な方法だと思う。
スコアリングについてはどう思う?
通常のコンテストの場合、スコアリングは生で見て決めるから難しい部分もある。
しかし、今回は大きな波に重点が置かれるようになるよね。
誰かがハレイワに行って4ftの波に乗れば、それはそれで良いけど、この前のジョン・ジョンの10ftでのターンと比べられるかな?
ただ、それはタイミング次第なので、良い日があればそのスポットに行かなければいけないよね。
ケリーが話していた満点に近いハレイワでのジョン・ジョン
自分が見たイーサン・ユーイングの波はジョンよりも完成度が高かったと思う。
バレルは無かったけど、4つの巨大なターンは最高だったし、個人的には今冬で一番良い波だった。
ジョンのライディングは実際に見ていないけど、イーサンは今年本当に調子が良さそうだよ。
彼はサンセットが凄い上手いんだ。
ジャッジがジョンとイーサンをどのように区別するか興味があるね。
同じくらいのスコアが出るかもしれない。
それが今回のトリプルクラウンの良いところさ。
バレルでも、ターンでも色々な方法でパーフェクト10を出すことが可能。
イーサンはあの波の映像をまだ出していないけど、もし、提出しなかったら、狂っているよね...。
1月9日現在のランキング
コロナ禍でデジタル化されたトリプルクラウンは2021年1月15日に締め切られ、1月18日にデジタル特別表彰式を開催。
各イベントの勝者とトリプルクラウンのチャンピオンがメンズ、ウィンメンズそれぞれで決定。
エントリー映像やランキングは公式サイトでチェック出来ます。
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