コラム特集
「2019年スリランカ20周年の旅⑬」
北海道よりも小さな国ながら8つの世界遺産があるスリランカ。サーフィンだけではなく、観光地としてもぜひ訪れたい国です。
今回のハルさんこと福島晴之氏のコラム『One Earth』
「2019年スリランカ20周年の旅」はそんなスリランカのサーフィン以外の魅力について現地に滞在していた生の声をお届けします。
サーフィンだけではもったいない観光立国
旅の時間が長いヨーロピアン達はサーフィンだけでなく、観光を楽しむ人も多い。
日本人でもスリランカが2度目、3度目になると観光に出かける人達もいる。
せっかくスリランカに来たらサーフィンだけでなく、色々な所に行ってみるべきだ。
海岸沿いだけでなく、内陸にも沢山見どころがある。
僕が旅をしてきた中でも、これほど魅力に溢れる場所が沢山ある国も少ないと思う。
旅好きならば絶対にスリランカの観光は外せない。現にスリランカ好きの旅行者は10回以上もハードにリピートしている。
安く行くにはバスや電車の公共交通機関を。時間がない人はドライバー付きの車をチャーターすれば快適に周ることができるのだ。
おすすめの観光スポット
まずは中部州にある遺跡、シーギリヤ ・ロック。
古代の王が作ったといわれる岩の上にある城跡、壁画がとにかく凄い!
細かい説明はネットで調べるとしてスリランカに行ったら必ず行くべきところだ。
遺跡が好きなら北中部州の古都、ポロンナルワ。
息を呑む壮大な眺めのキャンディ~ヌワラエリア。
そして、このコラムで何度か紹介したことがあるサファリツアーだ。
僕はお客さんのアテンドで南東部のヤーラ国立公園に30回以上行ったことがある。
野生動物を間近で見られるサファリは何度行っても楽しい。スリランカには20か所ほどのサファリがあってベストシーズンも違うので事前に調べておくと良いだろう。
またスリランカには野生の象を保護する象の孤児院なるものがあるので動物好きの人にはおすすめだ。
他にもヒッカドゥワに来たサーファーが手軽に近場でリラックスできるラグーンツアーというのがある。
泊っているホテルからトゥクトゥクで20分ほどのところにあるラグーン。
手漕ぎの手製のボードでおじさんが辺りを案内してくれるツアーだが、ヤシの木とマングローブに囲まれたラグーンで聞こえるのは風の音とボートを漕ぐ水の音だけ...。
たまに出てくる「ミズオオトカゲ」を発見できればリアルディズニーランドだ。
海岸線沿いには色々なタイプのラグーンがある。
僕のおすすめの時間帯はサンセットタイムだ。
ヒッカドゥワから南にサーフツアーに行く際に通る南部州ゴールにあるフォートも世界遺産に登録されている。
1600年頃からポルトガル→オランダ→イギリスと外国に統治されていた場所で仏教国であるスリランカには珍しく教会などがある。
フォート内にある建物は数百年変わらず良い状態で保存されていて町全体がアンティーク。
サーフツアーの帰りにでも立ち寄って散歩してみるのがおすすめだ。
その他にもガイドブックに載っていない良いところがヒッカドゥワやアルガンベイのまわりにも沢山ある。
短い時間を有効に使うには信用できるガイドに案内してもらうのが一番楽しい。
彼らは何をしたら観光客が喜ぶかを良く知っているのだ。
続く。
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