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『Sydney Surf Pro』終了!村上舜がQSランキング4位に浮上!

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PHOTO:© WSL/Dunbar

現地時間3月13日、マンリービーチを舞台としたQSチャレンジシリーズ『Sydney Surf Pro』がファイナルデイを迎えました。

昨シーズンまでの10,000グレードに相当するチャレンジシリーズには多くのCT選手が参加。
イベント期間中はスモールコンディションが続き、ニューキャッスルのQS5,000で優勝したジュリアン・ウィルソン(AUS)や、オーウェン・ライト(AUS)がR2敗退という番狂わせもありましたが、総じてCT選手の強さが際立っていました。

ウィメンズはカリッサ・ムーアが優勝

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PHOTO:© WSL/Dunbar

ウィメンズは今シーズンのCT休暇を発表したカリッサ・ムーア(HAW)が自力での来年のクオリファイのために参加。
公式2ftの風の影響が入った難しい波となったファイナルデイ。ファイナルでは昨シーズンの最終戦で復帰したタイラー・ライト(AUS)とのクロスゲームを制し、マンリーでは2014年の『Hurley Australian Open』以来、2度目の優勝。

「ここには期待しないで来たので、優勝出来て本当に嬉しいわ。このようなビーチブレイクでのサーフィンで上手くなりたいと思っているから、凄い良い練習になった。マンリーでは良い一週間を過ごせたわね。一度、白紙に戻して取り組みたいいくつかのことが本当に上手くいった形だった。このイベントではそれほどプレッシャーを感じず、他の選手のことをあまり気にしなかった。ただサーフィンしたかったのよ。正直、タイラーは凄い対戦相手。ファイナルでは最後の波で逆転されたと思ったわ」

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(小波でも圧倒的なサーフィンを見せたカリッサ)
PHOTO:© WSL/Smith

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(2位のタイラー パワフルなライディング)
PHOTO:© WSL/Dunbar

今イベントで10,000ポイントを獲得したカリッサはQSランキング4位。
チャレンジシリーズでもう一つ良い結果を残せば今シーズンCTを休んでも自力でクオリファイ可能なポイントを稼ぐことが出来ます。

なお、カリッサはニュージーランドで開催されるQSチャレンジシリーズ『Corona Piha Pro』にも参加の意向を示していましたが、先に発表されたWSLのリリースによるとCOVID-19(新型コロナウィルス)の急速な拡大によって延期されるイベントのリストに入っているため、参加は不透明に...。
この件に関しては続報が入り次第、お伝えします。

レオナルドがキャリア最大の勝利

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PHOTO:© WSL/Dunbar

メンズは2019年怪我でシーズンを棒に振ったレオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)が今シーズンのオーストラリアレッグで最も良い結果を重ねているマット・バンティング(AUS)と対戦。
マットが主導権を握っていたファイナル、残り10分で10ポイントが必要だったレオナルドはエアーをメイクして7.43。更に最後の最後に乗った波で7.07をスコアして逆転優勝!
マンリーでは2016年、ディオン・アトキンソン(AUS)とファイナルを戦い2位になった経験があるレオナルド。今年はハイグレードでの初優勝。
QSランキングでも3位に浮上しました。

「マンリーでのチャレンジシリーズのイベントで優勝だなんて信じられないよ。間違いなく、キャリア最高の勝利さ。本当に嬉しいよ。最後の波が入った時、この瞬間のために練習してきたんだと自分に言い聞かたよ。そして、スコアを聞いた時は興奮したね。この勝利は母国イタリアに捧げる。今のイタリアは厳しい状況に追い込まれているけど、きっとみんなが見てくれている。彼らのために勝ったよ」

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(最後にメイクしたこのエアーでスコアを出したレオナルド)
PHOTO:© WSL/Dunbar

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(オーストラリアレッグで好調なマット)
PHOTO:© WSL/Smith

COVID-19(新型コロナウィルス)の感染者が3月13日現在15,000人を超え、1,000人もの死者が出ているイタリア。
ヨーロッパ随一の観光地でもある国は事実上封鎖状態になっています。
そんなイタリアに勇気を与えるだろうレオナルドの優勝シーンでした。

村上舜が9位でランキング4位

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PHOTO:© WSL/Smith

今イベントには村上舜、稲葉玲王、大原洋人。
ウィメンズは都筑有夢路、脇田紗良、前田マヒナ、黒川日菜子、橋本恋、川合美乃里、野中美波、西元エミリーと多くの日本人選手が参加。

ウィメンズでは前田マヒナの9位が最高位。
メンズは村上舜がファイナルデイに残り、R5進出9位でフィニッシュしています。

大野修聖のコーチの元、海南島でのQS5,000『Corona Open China hosted by Wanning』で優勝して最高のスタート切った村上舜。
今回3,500ポイントを獲得してランキング4位に浮上しました。

なお、WSLは3月に開催される全てのイベントのキャンセルと延期を発表しています。

キャンセル、延期されるイベントリスト


・『Papara Pro Open Tahiti』 フレンチポリネシア - キャンセル
・『Piha Pro Junior』 ニュージーランド - 延期
・『Corona Piha Pro』 ニュージーランド - 延期
・『Seat Pro Netanya』 イスラエル - 延期
・『Barbados Surf Pro』 バルバトス - 延期
・『Corona Open Gold Coast』 オーストラリア - キャンセル
・『WSL Awards』 - 延期
・『Red Bull Airborne Gold Coast』 オーストラリア -キャンセル
・『Jack's Surfboards Pro』 アメリカ - 延期
・『Longboard Pro Espinho』 ポルトガル - 延期
・『Caparica Surf Fest Pro』 ポルトガル - 延期
・『Central Japan Open』 日本 - 延期
・『Krui Pro』 インネシア -延期

『Sydney Surf Pro』結果
1位 レオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)
2位 マット・バンティング(AUS)
3位 イーサン・ユーイング(AUS)、マイケル・ダンフィー(AUS)
5位 リアム・オブライエン(AUS)、ジャドソン・アンドレ(BRA)、ジャック・ロビンソン(AUS)、ライアン・カリナン(AUS)

ウィメンズ
1位 カリッサ・ムーア(HAW)
2位 タイラー・ライト(AUS)
3位 ブリッサ・ヘネシー(CRI)、テレィシア・カナレス・ビルバオ(ESP)
5位 キラ・ピンカートン(USA)、ガブリエラ・ブライアン(HAW)、モリー・ピックラム(AUS)
ブロンテ・マコーレー(AUS)

WSL公式サイト

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