コラム特集
「パイプマスターズはダメな人とできる人に分かれちゃうコンディションとなった」- F+(エフプラス)
Text by つのだゆき、Photo by snowy何がなんて、今日はあのケリーの10点満点のバックドア。あれが現場で見れただけで、ハワイに来たかいがあった、って感じ。超エキサイティング。ものすごいエンターテインメント見せていただきました。あそこで姿消して、どうやって出てくるの? って感じのものすごいスピード。あれはヤバイわ。
まぁ、あのサイズとコンディションになると、やっぱりダメな人とできる人に分かれちゃうよね。パイプ本来の地形ではまだないにしても、今日のパイプはあまり優しくないほうの、柔らかくないほうのパイプだったので、ダメな人続出。逆にできる人のチームではものすごいパフォーマンスが見られることになる。
ケリー、ジョンジョン、ガブ。
ケリーはもうあのバックドアで、まだまだ全然ケリーなんじゃん、だし、ジョンジョンは「おかえりスペシャルポイント」がついてる感はあるけど、さすがに選んでる波とテイクオフしてる場所はものすごいと思う。他の人はあそこでテイクオフできないもんな。タイミングもパーフェクトだし。ヒザいらないんじゃないかレベル(笑)。
ガブは爆発、という感じではなかったけど、淡々とパイプのスタンディングバレルをメイク。往年のロブ・マチャド的な。それをペース配分と考えるなら、今日は上出来。
タイトル争いはまずフィリッペ、ジョーディ脱落、コロヘは次のラウンドでイタロとガブが負けると優勝で届くという状況なので、計算上はありそうだけど、実質的にはないかな。
フィリッペはリカルド・クリスティにやられて、タイトルもオリンピックのCT枠も逃した。ジョーディはもう不運。セットをくらって板を折って時間切れの負け。まぁ、決めきれないところもあったけど、板折らなかったら行けてたんじゃないかと思う。プライオリティ持ってたし。
で、実質的にはイタロとガブの一騎打ちだけど、ヒート表的に恵まれてるのはイタロ、つらいのはガブ。次のラウンドを勝つと、クオーターでジョンジョン爆弾をくらうことになる。まぁ、この勝負は楽しみではあるけど、もう少し後にあたってもいいかなぁ、とも思う。でもここ抜ければタイトル濃厚かな。
ケリーは次のラウンドオブ32でセス・モニーツと当たる。セス強敵。ケリーにとってこの試合での一つの山場かな。今日の感じで勝てば、優勝も十分あると思う。
明日はマウイのジョーズビッグウエイブチャレンジ。でもそこまで上がらなければパイプも可能性はあり。でも関係者の話では金曜日濃厚。
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