『2019 ISA World Surfing Games』7日目 日本代表は暫定3位! | サーフィンニュース BCM | コンテスト

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『2019 ISA World Surfing Games』7日目 日本代表は暫定3位!

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PHOTO: ISA / Ben Reed

2017年フランス大会の47カ国を上回る55カ国、240名による戦いもいよいよ大詰め。
9月13日にコンテスト7日目を迎え、メインラウンドを戦う6名が決定。
敗者復活戦のリパチャージはR8まで進んでいます。

この日はサイズアップ傾向ながら朝から風が悪く、難しいコンディション。
熱帯低気圧の接近に伴いスケジュールが一日前倒しになる予定のために足早に進行しました。

日本代表’波乗りジャパン’ は全てファイナルデイに残る!

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PHOTO: ISA / Ben Reed

前日のR2で全て1位通過、R3進出を決めていた日本代表’波乗りジャパン’の五十嵐カノア、大原洋人、村上舜。

R3では五十嵐カノアがブラジル代表のフィリッペ・トレドを倒して1位通過した一方、大原洋人、村上舜は敗者復活戦のリパチャージR4行き。

今年のISAはリパチャージに回ってもCT選手や強豪に当たることが多く、大原洋人はフランス代表のミシェル・ボウレズ、村上舜は南アフリカ代表のマイケル・フェブラリーなどと対戦。
それでも怯むことなく、リパチャージR8進出を決めています。

大原洋人は全てのヒート終了後のインタビューで5ヒート戦ったにも関わらず、それほど疲れはないとコメント。
村上舜は金メダルを目指すと話していました。

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PHOTO: ISA / Pablo Jimenez
五十嵐カノア

五十嵐カノアはメインラウンドR4で再びフィリッペと対戦して1位通過を果たしたものの、R5ではポルトガル代表のフレデリコ・モライス、ブラジル代表のイタロ・フェレイラ、コスタリカ代表のカルロス・ムニョスに抑えられて4位でリパチャージR8行きに。

ここからグランドファイナルまで進むのは、リパチャージR8からR12まで5ヒート勝ち上がる必要があります。

2020年東京オリンピックのアジア枠一つは、日本人有利と思われていたものの、インドネシアの和井田理央がリパチャージR8に進み、なんと五十嵐カノア、大原洋人と直接対決します。

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和井田理央
PHOTO: ISA / Ben Reed

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和井田理央
PHOTO: ISA / Sean Evans

メインラウンドR6に残った6名

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コロへ・アンディーノ
PHOTO: ISA / Pablo Jimenez

メインラウンドに残った6名はブラジル代表とアメリカ代表が2名ずつ。
ポルトガル代表、モロッコ代表が1名ずつ。

団体のランキングではブラジルがトップ、2位にアメリカ、3位に日本。
スペイン、コスタリカと続きます。

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団体トップのブラジル
PHOTO: ISA / Sean Evans

□ブラジル代表
ガブリエル・メディナ
イタロ・フェレイラ

□アメリカ代表
ケリー・スレーター
コロへ・アンディーノ

□ポルトガル代表
フレデリコ・モライス

□モロッコ代表
ラムジ・バークヒアム

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ケリー・スレーター
PHOTO: ISA / Ben Reed

「ここにいると昔のことを思い出すよ。若い頃は世界中で多くのチームイベントに参加していたんだ。懐かしいね。この一週間、みんなの興奮する姿を見てとても楽しんでいる。CT選手のような強豪とサーフィンが有名ではない国の選手との間には面白い力のバランスがある。ダークホースがヒートに勝つのを見るのは素晴らしいね。個人的にはイランとアフガニスタンのチームを見たことに驚いた。あの場所にもサーフィンカルチャーが生きているのを見れて良かったよ。サーフィンにはオリンピックではまだ見られない文化があると思う。私達のコミュニティは非常に多様な人々のグループなんだ。世界中の誰もがサーフィンを愛している。もし、実際にサーフィンをしていなくても、その見た目は愛されているよね。私達が違う言葉、文化、人々と共に世界中を旅していることがサーフィンを多様性なものにしているのさ。同じように当てはまる他のスポーツは見つからないよ。この場所で全てのサーフィンする国を見た今、サーフィンはオリンピックにピッタリの競技だと思ったね」

当初は『2019 ISA World Surfing Games』に参加することさえも言葉を濁していたケリーでしたが、実際に来日してからの姿を見ると誰よりもこのコンテストを楽しんでいるようにも見えます。
そのモチベーションが結果にも結び付き、47歳の最年長にしてストレートでメインラウンドを勝ち続けているのは本当に凄いことですし、運命さえ感じます。
ちなみにケリーは選手の中で一人だけツインフィンを使用し続け、他の選手同様にラウンドが進むに連れてギアを上げていき、エアーリバースも完璧にメイク。
コンテストの世界でもツインフィンのブームが来るのでは?とも言われています。

2020年東京オリンピックの選手選考

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ビリー・ステアマンド
PHOTO: ISA / Pablo Jimenez

『2019 ISA World Surfing Games』は2020年東京オリンピックの選手選考の優先順位3番目のイベント。
アフリカ、アジア、オセアニア、ヨーロッパの各大陸のトップの選手が暫定的ながら1枠ずつ手に入れることが出来ます。
本日の結果によってオセアニアはニュージーランド代表のビリー・ステアマンド。アフリカはモロッコ代表のラムジ・バークヒアムが確定。

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ラムジ・バークヒアム
PHOTO: ISA / Pablo Jimenez

コンテスト8日目の注目ヒート

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ケリーを抑えて一躍有名人になったイタリア代表のアンジェロ・ボノメッリ
PHOTO: ISA / Pablo Jimenez

『2019 ISA World Surfing Games』の期間は9月15日までですが、南海上の低気圧の動向次第でコンテスト8日目の9月14日がファイナルデイになる可能性もあります。
ファーストコールは朝8時。

メインラウンドはR6〜。
リパチャージはR8〜。

メインラウンドR6の組み合わせは、H1がフレデリコ、コロへ、ケリー。
H2がイタロ、ラムジ、ガブリエル。
ブラジル代表、アメリカ代表が共に同じヒートになっているのが興味深く、間に挟まれる選手はやりにくいでしょう。

リパチャージR8では村上舜がH1でコスタリカのカルロス・ムニョスなどと対戦。
H2は和井田理央、五十嵐カノア、大原洋人、昨年のチャンピオン、アルゼンチン代表のサンティアゴ・ムニーツ。
H3にはフィリッペ・トレド、イタリア代表のアンジェロ・ボノメッリ。

★『2019 ISA World Surfing Games』特設ページ

(ライブスコア配信、波乗りジャパン結果、注目ヒート情報など)
https://www.surfnews.jp/isawsg2019/

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