コラム特集
ついに「ザ・コーヴ」使用ウェイブプールの一般オープンが現実的に(WSMコラム)
ウェイブプールのフロントランナーとして造波装置の開発を行っているスペインのバスク地方を拠点とするウェイブガーデン社。
同社による最新造波装置「The Cove(ザ・コーヴ)」は2016年10月に本拠地であるスペインのデモ施設にてスモールスケール(小型版)が設置され、2017年5月に全容が公開されました。
https://world-surf-movies.com/2017/05/11/post33220/
公開された内容によると、フルスケールであれば平均ライディング時間は15~20秒ほど、波の最大サイズは2.4メートルのバレル、発生可能な波数は1時間で1,000本という、信じられないような内容でした。
その画期的な造波装置を使用する世界初のウェイブプールとして、一般オープンすると話題となっていたのは今年後半にメルボルン(オーストラリア)でオープン予定となっているアーバンサーフ(Urbnsurf)。
ただし、アーバンサーフは今年のイースターホリデー前後にテスト稼働させると発表していましたが、実際には行われなかった模様(これまでに幾度となくスケジュールは遅れています)。
https://world-surf-movies.com/2019/02/07/post47211/
ついに具体的な動きあり。サーフコーチやライフガードを募集中
そんな最中、同じくザ・コーヴを使用し、イギリス西部のブリストルで2019年秋にオープン予定となっているウェイブプール「ザ・ウェイブ(The Wave)」に動きが。なんとザ・ウェイブが人材募集を始めたのです。募集職種は、サーフィン系であればサーフコーチやライフガードなど。
人材募集したということはすでにオープンの目途が立っているということなので、ザ・ウェイブが世界初のザ・コーヴ使用ウェイブプールとなるのかと思いきや、アーバンサーフも数日前に人材募集を開始していました。
ここまでくれば、どちらもオープン間近となっているのは間違いなく、オープン予定についてはアーバンサーフが南半球の春、ザ・ウェイブが北半球の秋なのでほぼ同時期。
個人的にはアーバンサーフが「世界初のザ・コーヴ使用ウェイブプール」と大々的に宣伝していたので、アーバンサーフを先にオープンさせるのではないかと思います。
それ以上に気になるのは、フルスケールのザ・コーヴで発生可能という人工波による頭半サイズのバレル。もしも実現すれば、サーフランチを超える世界トップの人工波へと躍り出ることになるので、非常に楽しみです。
Wavegarden Cove 2017 (5 min) from wavegarden on Vimeo.
公式サイト
Urbnsurf:https://urbnsurf.com/
The Wave:https://www.thewave.com/
World Surf Movies
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