コラム特集
「地元一宮町出身の日本人2名の戦いを楽しんでます」- F+(エフプラス)
Text by つのだゆき、Photo by snowyオーストラリアで風邪ひいて帰ってきて、結構長きにわたってダウンしました。
締め切りなので、結構じたばたのところへ、QS6000。ボヤボヤしているうちにもうQFから先を残すのみとなりました。うちのゲストのコナー・オレアリーも勝ち進んでいて美しいけど、日本人2人、稲葉玲王と大原洋人が順当にというか頑張ってというかで勝ち上がっている。あれはないわぁ、というローカルご祝儀ポイントもあるけど、私が楽しんでいるのはこの二人の間の戦いかね。
直接対決はファイナルまでないけど、相手が誰であれ、どっちが上まで勝ち上がるか的な部分でVS火花バチバチだと思う。
オリンピック筆頭候補として、CTに最も近い日本人として、日の当たる道というかスポットライトを浴び続けている大原に対して、同じ一宮町の地元ながら、オリンピック関連で派手に名前の挙がることもなく、現在のQSランキングでは稲葉のほうが上なのに、相変わらずフィーチャーされるのは大原、みたいな部分で、稲葉的には忸怩たるものがあると思う。ここできっちりわからせてやる、と強烈な闘志を内に秘めているのは間違いないと思う。私だったらふっつ~に、冗談じゃない、俺のほうが上だぜ、と思うよ。その辺ね、裏のみどころ。
同じ地元、同じ日本人のQSトップランカーだけど、ビーチは全面的にGO HIROTOなわけで、まるでジャパニーズケリー・スレーター並みの大原シフト。今日もすごかったね。洋人のヒート前にどこからともなく人がわいてきて、終わった瞬間にいなくなる、みたいな。このプレッシャーをはねのけて淡々と仕事しているあたりはさすが。
ただ本日、ナット・ヤングとコナー・オレアリーの元CT二人、まるでサーフィンの質と波の選択が違っていた。ハイレベル。何をどうジャッジしたらあれより洋人の9点ライドが高いとなるのか、まったく理解できなかったけど、そういうジャッジのもとでの試合なので、ナットとコナーが勝つかどうかは不明。
本日私はバースデーガール、年取りすぎて最近のジャッジについていけていない。
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