コンテスト
『Volcom Pipe Pro』3日目 シーバスがパーフェクト10!
現地時間2月3日、オアフ島・ノースショアのパイプラインを舞台とした『Volcom Pipe Pro』は3日目を迎え、R3の残りヒートとR4の全てのヒートを消化。
いよいよあと一日でファイナルデイになります。
前日に入ったフェイスで10ftの西北西ウネリは北西ウネリにシフトしながらピークを過ぎて公式4-6ftレンジ。
出口が少ない難しいコンディションながらノースよりのウネリにシフトしたこともあってバックドアがメインとなり、前日と比べるとバレルライドでのハイスコアが増加。
R4からはCT選手やQS上位などのトップシードが登場、シーバスことセバスチャン・ズィーツ(HAW・写真最上部・下)がダブルバレルでイベント初のパーフェクト10を出したのを始め、ビリー・ケンパー(HAW)が9.80。ジャック・ロビンソン(AUS)が9.43をスコアして全て1位通過でR5へ。
その他、ハワイアンでは『Da Hui Backdoor Shootout』で優勝したタイラー・ニュートン、トリー・マイスター、ディフェンディングチャンピオンのジョシュア・モニーツ、マカイ・マクナマラ、ベンジ・ブランド、キアヌ・アシング、マクアカイ・ロスマン、コディ・ヤング、バロン・マミヤ、カラニ・デイヴィッド、ダスティ・ペインなどがラウンドアップ。
アリッツ・アランブルー(ESP)、ソリ・ベイリー(AUS)、日本人選手では西慶司郎が快進撃を続けています。
一方、2019年ルーキーのセス・モニーツ(HAW)、喜納海人(HAW)、コア・スミス(HAW)、ミッチ・コルボーン(AUS)、ヤゴ・ドラ(BRA)、エゼキエル・ラウ(HAW)、メイソン・ホー(HAW)などが敗退。
現在QSランキング6位の稲葉玲王もファーストヒートをメイク出来ずに姿を消しています。
「10ポイントが出て興奮したね。目が覚めたよ。沢山のライトの波があって本当に楽しかった。風もおさまったしね。10ポイントの波は本当に良かった。2番目のプライオリティを持っていて、ノア(ディーン)はポジションから少し外れていた状況。ダブルバレルにストークしたよ。年末にコンテストがあるこの場所で戦うのは重要さ。パイプラインで凄い奴らが沢山出場しているしね。ここで優勝するか、ファイナルに残ることで注目されるし、誰がパイプラインで強いかは本当に重要だよ。スポンサーがいないことで自分自身にプレッシャーをかけてパフォーマンスしている。今はまだ大丈夫だけど、快適な生活を送るためにスポンサーは欲しいよ。娘の誕生を楽しみにしているし、負けられないね」
アンディ・アイアンズと同じカウアイ島出身のシーバス。
CTでは2013年から6年のキャリア、2016年にはマーガレットリバーで優勝経験もある30歳のベテランですが、メジャースポンサーを失ったまま2019年シーズンを戦わなければいけません。
4月に娘の誕生を控え、賞金を稼がなければいけない立場でのパーフェクト10。
ヒート終了後は本当に嬉しそうにビーチを歩いていました。
2015年、17歳にして強豪揃いの『Billabong Pipe Masters』のワイルドカードを決めるトライアルで優勝したジャック・ロビンソン(写真上)
あれから3年経ち、現在21歳。そろそろCT入りか?と期待されていますが、QSで足踏みしています。
「力強いスタートを切れて良かったけど、ピークが早すぎると良くないから、次のラウンドのために余裕を残したい。このイベントはいつも興奮して参加しているので、それが助けになった。みんながバレルを愛している。多分、サーフィンする中で最高のことだし、楽しみながらスタート出来たよ。ここで結果を出して一年を通してコンスタントにいけば凄い助けになるよね」
次のR5のジャックのカードは日本の西慶司郎とハワイアンのマクアカイ・ロスマン&コディ・ヤング。
面白い戦いになりそうです。
ネクストコールは現地時間2月5日の早朝7時(日本時間の6日午前2時)
トレードウィンドが持続する中、新しい北西ウネリが入る予報。
今後の風予想を見ると明日か明後日にはファイナルデイを迎えそう。
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