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ASPウィメンズワールドツアー2008年グランドチャンピオン決定!

Vans Triple Crown第2戦、並びにASPウィメンズワールドツアーの第7戦『Roxy Pro』が現地時間12月1日に終了。
会場となったオアフ島ノースショアのサンセットビーチは3-5ftレンジのクリーンなコンディションでしたが、独特のクセのある波で、タイトル争いに絡んでいたレイン・ビーチェリー(AUS)、ソフィア・ムラノヴィッチ(PER)はQFで敗退。カレントリーダーのステファニー・ギルモア(AUS・写真左、右下)を倒す可能性を残していたシルヴァナ・リマ(BRA)も、ファイナルで2位に抑えられ、ステファニーが優勝。ポイント差から最終戦の『Billabong Pro Maui』を待たずに2008年のグランドチャンピオンを確定させました!

「今朝起きた時には、こんな日になるなんて想像もしなかったわ。ソフィア(ムラノヴィッチ)が負けて、次にレイン(ビーチェリー)が敗退。気が付くとチャンピオンを決めるチャンスがあるファイナルにいたのよ。信じられない気分だった!」とステファニー。

35分4人ヒートのファイナルではシルヴァナが序盤のリードを握っていましたが、ステファニーが8.50を含むトータル15.83ptで逆転に成功。シルヴァナのトータルスコアが14.16ptだったのを考えれば非常に僅差の戦いだったことが想像出来ると思います。
ステファニーは、「サンセットでタイトルを決めるには優勝しか無いって知ってたわ。シルヴァナ(リマ)が良いスタートを切ったから、これはマウイ(最終戦)で良い結果を残さないと...なんて思っちゃった。良いスコアは持っていたけど、逆転にはまだ6ptくらいは必要だったし、それほど波数が多くなかったからね。それから少し小さめのウネリが入るのが見えたの。すぐに良い波だって分かったわ。あれがヒート中のベストウェーブで、私をトップに導いてくれたのよ!」とファイナルを振り返っていました。

2007年にルーキー&19歳でのワールドタイトルという大記録を打ち立てたステファニー。2008年シーズンは初戦こそ9位と悪いスタートでしたが、2戦目と3戦目で連勝。その後はソフィアにトップの座を奪われる期間もありましたが、6戦目のペルーで優勝を決めてカレントリーダーに。そして、今イベントで優勝を決めて2年連続ワールドタイトルを獲得したのです。
「間違いなく、2度目の方が気分は良いわ。しばらくはこの喜びを味わって、それから来年の目標を立てるつもり。今夜は盛大なパーティーよ(笑) 」と爽やかな笑顔でインタビューに答えていました。

なお、メンズのVans Triple Crown第2戦『O’Neill World Cup』はRound of 96まで終了。勝ち上がっている主な選手は、オッキーことマーク・オキルーポ、ダイヤン・ネイブ、ジョーディ・スミス、サニー・ガルシア、ティム・レイズ、ベン・ダンなど。ダスティ・ペイン、マーカス・ヒックマン、ハンク・ガスケル、TJ・バロン、ラブ・ホーデル、イアン・ウォルシュ、カマレイ・アレキサンダーというローカルサーファーも強さを見せています。
Round of 64からはシード選手としてミック・ファニング、タジ・バロウ、ジョエル・パーキンソン、ダミアン&CJのホブグッド兄弟、ジェレミー・フローレス、テイラー・ノックス、パンチョ・サリヴァンなども登場。
ちなみに第1戦『Reef Hawaiian Pro』で優勝したタヒチ出身のミシェル・ボウレズは敗退しています。

最後に大野”マー”修聖(写真左上)はRound of 96で4位敗退となりましたが、今シーズンは10月にブラジルで開催されたWQS6スター『Maresia Surf International』で3位に入るという好成績を収め、まだ未確定ながらWQSの自己最高位となる50位前後でフィニッシュしそうです。来年はシード選手として更なる活躍を期待したいですね。



『Vans Triple Crown 公式サイト』

『Roxy Pro』結果
1位 ステファニー・ギルモア(AUS)
2位 シルヴァナ・リマ(BRA)
3位 ジェシー・マイリー・ダイヤー(AUS)
4位 ニコラ・アサートン(AUS)

photo: ASP Covered Images

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