コンテスト
2018年JPSAショートボードのグランドチャンピオンが決定!
2018年のJPSA、最後を飾るショートボード最終戦『なみある?仙台プロ supported by やまや』が仙台新港で開催。
このイベントは当初、台風の影響で中断されていた第3戦『夢屋サーフィンゲームス 田原オープン』の残りヒートも11月1日〜4日に併催される予定でしたが、仙台新港がスモールになりやすい冬型の気圧配置に重なってしまい、先に『夢屋サーフィンゲームス 田原オープン』を優先させて大野修聖、宮坂麻衣子が優勝。
最終戦の方はR3、女子はQFを終了した時点で延期になっていました。
その途中ヒートからファイナルまでが11月17日〜18日に再び仙台新港で行われ、無事に終了。
期間中はスモールコンディション、左側の「根っこ」と呼ばれるピークを利用して進行。
男子は加藤嵐、辻裕次郎、河谷佐助のトップ3がグランドチャンピオン獲得の可能性を残してファイナルデイへ。
ファイナルデイではQFを加藤嵐が勝ち上がった一方、辻裕次郎、河谷佐助が敗退。
この時点で加藤嵐の3年連続グランドチャンピオンが確定しました。
「率直に嬉しい思いと今回獲れたことによってほっとして気持ちが落ち着いた感じがあります。応援してくれた皆様やスポンサーを含め、コーチ、家族、全員が僕のためにやってくれて成し遂げられたことなので、本当に皆さんに感謝したいです。ありがとうございます」
表彰台でのインタビューで堂々と話していた加藤嵐。
3連覇するために何を一番してきたのか?と尋ねられると「サーフィンですね。コーチの’つのだゆき’さんと毎日のようにサーフィンして、それに裕次郎君が一緒に参加して個々みんなで高められ、引っ張ってもらえたと思います」と話していました。
コンテストの方はディフェンディングチャンピオンの村上舜、ダークホースの田中大貴がファイナルを戦い、村上舜が武器であるスピーディーなターンとエアリアルでスコアを重ねて圧勝。
仙台新港で2連覇を達成しました。
表彰台では’三枚目’のキャラで登場。
「陸でもバリエーション豊かなスタイルでいこうと思っています(笑)」とまずはおどけていた村上舜でしたが、2連覇達成の気持ちを聞かれると真剣な表情に変わり、「嬉しいですね。波は厳しかったのですが、ローカルの方々があそこのポイントを貸してくださり、良い試合になったんじゃないかなと思います。ありがとうございました。今年は今の自分の出来ることをやって、今回勝てて嬉しいです」とコメント。
インタビューの後は照れ臭そうに観戦に来た両親に「いつもありがとう!」と感謝の気持ちを伝えていました。
女子はカレントリーダーの野中美波がオーストラリアのQS参加で欠場。
2位の野呂玲花はファイナル進出が逆転の条件でしたが、SFでローカルの高橋みなとに僅差で敗れて願いは叶わず...。
17歳の野中美波が初のグランドチャンピオンに輝きました。
野呂玲花を倒した高橋みなとは地元の期待を背負ってファイナルでアマチュアながら勝ち上がってきた松永莉奈と対戦。
波数が少ない中、先行したのは松永莉奈。後半、高橋みなとは追い上げてきてプライオリティも持っていましたが、逆転可能なポテンシャルを持つ波は入らず、松永莉奈がJPSA初優勝を飾りました。
「嬉しいです。この喜びは家族全員にまず伝えたいです。来年はプロとしてJPSAを回ろうと思っています」
まだ15歳の松永莉奈ですが、表彰台では緊張気味ながらもしっかりとしたコメントを残していました。
『なみある?仙台プロ』結果
1位 村上舜
2位 田中大貴
3位 加藤嵐、大野修聖
女子
1位 松永莉奈
2位 高橋みなと
3位 渡辺愛、野呂玲花
2018年JPSAショートボード最終ランキング トップ5
1位 加藤嵐
2位 辻裕次郎
3位 河谷佐助
4位 大野修聖
5位 田中英義
女子
1位 野中美波
2位 野呂玲花
3位 庵原美穂
4位 鈴木姫七
5位 高橋みなと
JPSA公式サイト
photo: 日本プロサーフィン連盟(JPSA)
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