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巨大なナザレで『Nazaré Challenge』開催!

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PHOTO: © WSL/Poullenot

10月1日にウェイティングピリオドが始まったばかりの20018/2019シーズンのWSL・BWT(ビッグウェーブツアー)の北半球レッグ。
全3戦の1イベント、ポルトガル・ナザレを舞台とした『Nazaré Challenge』が現地時間11月16日に開催されました。

2日前に発令されたグリーンアラートの予報通り、大西洋には巨大な西北西ウネリが発生。
朝は25ftプラスのグラッシーコンディション、潮の動きによって35-40ftのセットが入り、BWTのグレードでは2番目のシルバーでしたが、迫力は最高のゴールドクラスにも匹敵。

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PHOTO: © WSL/Masurel

2013年、2016年のBWTチャンピオン、45歳のツイッギーことグラント・ベーカー(ZAF・写真最上部・上)がファイナルで最大のレフトの波をメイク。
8.67のハイスコアを出して序盤から主導権を握っていた親子ほど年が離れたディフェンディングチャンピオンのチャンボことルーカス・チアンカ(BRA)を逆転、クロスゲームとなったこの勝負を制しました。

「信じられないね。最高だよ。今日は若い他の選手が凄い攻めていたし、自分が優勝するなんて嘘みたいさ。ずっと待っていた波で8.67を出すことができた。あの波は丁度自分がいた場所に来て、凄いレイトテイクオフになったけど、巨大なセクションがあったね。まるで夢のような完璧なナザレの1日だった。ルーカス・チアンカは前回優勝していたし、ナチョ・ゴンザレスはSFで最高のバレルを抜けていたよね。とにかく、幸運にも優勝を手に入れたよ」

前回ツイッギーがタイトルを獲得した2016年は波に恵まれた最高のシーズンで、BWTでは珍しいバレル勝負のプエルト・エスコンディード『Puerto Escondido Challenge』で優勝。サイズやクオリティなど条件が揃うほど脅威的な存在になる選手なのです。

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PHOTO: © WSL/Masurel

『Nazaré Challenge』での2連勝は逃したものの、SFではフロントサイドでビハインドピークからのテイクオフからバレルイン、見事にメイクして9.60をスコア。
ファイナルでもツイッギーに逆転されるまでリードしていたチャンボ(写真上)
昨年、21歳にして優勝したヤングブラジリアンはツアー2年目にして驚くべき才能を見せつけており、マーヴェリックス、ジョーズでも活躍が期待されています。

「とても嬉しいけど、ここに来た目的を成し遂げることはできなかったね...。全ての人が興奮して波を見ていた。完璧な1日だったさ。最高のシーズンスタート、残りのシーズンも本当に楽しみだよ。ツイッギーはレジェンド。子供の頃から憧れの存在だった。彼のような選手達と戦えるようになったのも嬉しいね」

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PHOTO: © WSL/Poullenot

SFで信じられないようなディープバレル(写真上)を抜け、イベント唯一のパーフェクト10をマークしたナチョ・ゴンザレス(EUK)はファイナルでもチャージを繰り返し、ツイッギー、チャンボに続く3位。
彼もまた23歳と若く、これからが楽しみな逸材です。

「10ポイントで燃え尽きた感じさ。正直、結果なんてどうでも良かったほどだよ。あの波は人生最高の一つ。それでも家族や友人、何千人もの観客の前で乗れたんだ。もう、これ以上のことはないだろう」

その他、2016年にシドニー南部のボタニーベイ「Cape Solander」、通称「Cape Fear」で開催された招待制のビッグウェーブコンテスト『Red Bull Cape Fear』で18歳にして優勝したラッセル・ビルケ(AUS)などがファイナリストに選ばれ、世界最高峰のビッグウェーブコンテストを盛り上げていました。

20018/2019シーズンのBWTは2019年3月31日までがウェイティングピリオド。
カリフォルニア・ハーフムーンベイ、マーヴェリックスの『Mavericks Challenge』、マウイ島・ジョーズの『Pe’ahi Challenge』が最小でも25ftのサイズになった時に開催されます。

詳細は以下で。
ビッグウェーブの季節が到来!

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PHOTO: © WSL/Masurel

『Nazaré Challenge』結果
1位 グラント・ベーカー(ZAF)
2位 ルーカス・チアンカ(BRA)
3位 ナチョ・ゴンザレス(EUK)
4位 アレックス・ボテロ(PRT)
5位 ジョアン・デ・マセド(PRT)
6位 ラッセル・ビルケ(AUS)

WSL公式サイト

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