『Pantin Classic Galicia Pro』はココ&ウェスリーが優勝!前田マヒナは3位! | サーフィンニュース BCM | コンテスト

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『Pantin Classic Galicia Pro』はココ&ウェスリーが優勝!前田マヒナは3位!

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PHOTO: © WSL/Poullenot

ウィメンズQS6,000並びにメンズQS3,000『Pantin Classic Galicia Pro』がスペイン北西部の小高い山に囲まれた美しいビーチ「Playa Pantin」で開催され、9月2日に終了。
特にウィメンズは6戦中5戦目のQSで最もグレードが高い6,000でクオリファイに大きな影響を与える重要なイベント。
ファイナルデイは4-6ftレンジの十分なサイズ、会場は熱狂的なヨーロッパのサーフィンファンで溢れ、大盛り上がりの週末でした。

直近のQS3,000『Vans Pro』で大原洋人が優勝したこともあり、日本からも注目が集まる中、今シーズン五十嵐カノアと同じように国籍を日本に変更した前田マヒナ(写真下)が快進撃を続けてSF進出の3位。
3,550ポイントを加算してランキングも一気に17位に浮上。ウィメンズのクオリファイの条件はトップ6。但し、上位にはCTサーファーが多くランクインしているため、今後のシチュエーション次第では可能性が広がってきそうです。
大原洋人は9位に入り、900ポイントを加算。26位から25位に上昇しています。

なお、同時開催のプロジュニアでは都筑有夢路が3位。
エクスプレッション・セッションでは脇田紗良が優勝しています。

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PHOTO: © WSL/Poullenot

イベントの方はディフェンディングチャンピオンのココ・ホー(HAW)と2015年、2016年のイベントチャンピオン、セージ・エリクソン(USA)がファイナルに残り、序盤はセージがアベレージスコアを2本まとめてプレッシャーをかけ、更にセットの波で6.00をスコアしてリードを広げます。
試合が動いたのは最後の10分間。セージがロングライドながら難しいセクションが多く、5.27だったのに対してココは2ターンで6.57をマーク。
猛烈な追い上げを見せてラスト2分には6.13で遂に逆転。
見事にブザービートで2連覇を達成!
ツアーでも仲の良い二人、セージはファイナル終了後すぐにココの元に向かい、ビーチ凱旋の担ぎ役に回っていました。

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PHOTO: © WSL/Poullenot

「今日は良い波で本当に楽しく、興奮したわ。これでQSで貯金が出来たから、次のウェーブプール(『Surf Ranch Pro』)を始め、ホセゴー、ホノルアは少しリラックスして集中出来る。オフショアが強く、ファイナルでは数本をミスしてしまい、スタートから良くなかった。最後の波が入った時、優先権は持っていなかったけど、どうしても乗りたかったわ」

CTでは9位止まりのイベントが多く、ランキング12位と現在はリクオリファイ圏外にいるココ。
しかし、QSは好調で今シーズン2度目の6,000優勝。ランキング2位でQSからのリクオリファイを確実にしました。

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PHOTO: © WSL/Poullenot

CTではベルズ、J-Bayで5位に入りながらも最下位が3度。ランキング14位とリクオリファイ圏外のセージ(写真上)
ココと違いQSでも足踏みのシーズンを送っていますが、今回の2位で12位まで浮上。11月に用意されている最後の6,000に望みを託すことに。

「私にとっては’ほろ苦い’結末だったわ。優先権を持っていたけど、今日のようなオフショアが強い日は波の選択が難しいの。最後はココがスコアを手に入れて勝った。これがコンペティションよね。私達は10歳の頃から戦いお互いを知る仲。彼女の強さは知っているし、倒したかったけど、残念ながら今日は彼女の日だったみたいね。’Pantin’では全て異なった波で上手くやっている。ここではあらゆるコンディションに適応したサーファーが成功するの。その難しさが大好きよ」

ウィメンズQSの最も重要なイベントは11月8日〜13日にオーストラリア・NSW州の「Birubi Beach」で開催される6,000『Port Stephens Toyota Pro』
その前には宮崎県のお倉ヶ浜で3,000『White Buffalo Women's Hyuga Pro』が10月19日〜21日に開催されます。

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PHOTO: © WSL/Poullenot

メンズQS3,000も強豪揃いの中、ウェスリー・ダンタス(BRA・写真上)とカルロス・ムニョス(CRT)がファイナル進出。
両者共にエアーが得意なものの、オフショアが強く、難しい条件となり、アベレージスコアの勝負。
トータルでも2桁に届かないクロスゲームを制したのはウェスリーでした。

「初のQS優勝にストークしているよ。パイプとチリでの3位が最高位だった。やっぱり優勝した気分は素晴らしいね。今度はQS10,000出場のためにポルトガルのエリセイラに向かう。この自信を維持して良い結果が出るように願っている」

昨年までCTで戦い、今年はリプレイスメントで3イベント参加しているウィゴリー・ダンタス(BRA)の弟でもあるウェスリー。
QSは2017年から本格的にフォローして今年で2年目。今回の結果によってランキング29位に上昇。
メンズは次の『EDP Billabong Pro Ericeira』、トリプルクラウンの2戦と最もグレードが高い10,000が3戦残っており、クオリファイを目指す選手にとってはここからが正念場になります。

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PHOTO: © WSL/Poullenot

『Pantin Classic Galicia Pro』結果
ウィメンズQS6,000
1位 ココ・ホー(HAW)
2位 セージ・エリクソン(USA)
3位 前田マヒナ(JPN)、ペイジ・ハレブ(NZ)

メンズQS3,000
1位 ウェスリー・ダンタス(BRA)
2位 カルロス・ムニョス(CRT)
3位 イーサン・ユーイング(AUS)、アレホ・ムニーツ(BRA)

WSL公式サイト

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