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『Vans US Open of Surfing』ウィメンズCT第7戦&QS10,000共にファイナルデイを戦うベスト8が決定!

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PHOTO: © WSL/Morris

現地時間8月4日、カリフォルニア・ハンティントンビーチで開催中の『Vans US Open of Surfing』はいよいよ大詰め。
ウィメンズCT第7戦はR3、QS10,000はR5が進行、共にQFを戦うベスト8が決定。

ウィメンズでは事実上、ステファニー・ギルモア(AUS)、レイキー・ピーターソン(USA)の二人に絞られてきた今年のワールドタイトル争い。
イベント前半からのコンディションに大きな変化は無く、この日もスモール&バンピーの難しい波での争い。
R3では両者共に苦戦を強いられ、2位でラウンドアップ。
QFでステファニーはジョアン・ディファイ(FRA)、レイキーはコートニー・コンローグ(USA)とのカード。
組み合わせは上下に分かれているため直接対決するとなれば、ファイナルです。

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PHOTO: © WSL/Morris

R3のハイエストスコアはジョアンの7.93。
ピアに向かってのレフトの波にバックハンドで大きな二つのターン、厚いセクションを上手く繋いでライトの波にリフォーム、フィニッシュも上手くメイクとまるでハンティントンローカルのようなお手本的なライディングを披露。
前日のR1で怪我から復帰後初のヒート勝利を飾ったコートニーもジョアンと同じピークで同じようなハンティントンビーチでのスコアメイクで7.00。
ルーキーのキャロライン・マークス(USA)、タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)と好調の二人を抑えて1位通過を果たしていました。

「地元の手厚いサポートもあるし、ホームタウンで気分は最高よ。更にヒートを勝ち上がり、勢いが少し増してきたと感じている。でも、ここから先はもっと激しい勝負になるでしょうね。誰もが付け入る隙も与えないほど調整している。簡単なヒートが無いのが逆に興奮するわ。ここから去りたくないなら、良いパフォーマンスをする必要がある」

QFの対戦相手は2012年のイベントチャンピオンで今シーズンのタイトルコンテンダー、レイキー。
昨年はSF進出で3位に入っているコートニー、カリフォルニア選手同士の非常に面白い勝負になりそうです。

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PHOTO: © WSL/Rowland

QS10,000のR5はR4までの3人ヒートからマンオンマンへ移行。
よりタイトな勝負の中、バックハンドのフルローテーション、ロデオ気味の難易度が高いエアーをメイクしたセス・モニーツ(HAW・写真最上部・上)が主役に。
5名のジャッジの内、2名が10ポイントを出した限りなくパーフェクトに近い9.87をマークしてエヴァン・ゲイセルマン(USA)をノックアウトしていました。

「今までの人生でこなしたヒートで最高にクレイジーな波だったね。少しミスってしまい、ボードをちょっと蹴り過ぎてしまったんだ。足から完璧に離れてしまったと感じたよ。でも、背中から上手く着地した後、足にボードが戻った感じがしたし、ホワイトウォーターが押し出してくれたのさ。信じられなかったよ。クオリファイに向けてポイントを稼ぐため、このヒートを勝って結果を出すことは重要だった。これでまだ大仕事が待っている。ファイナルまで小さなミスをしないように注意するよ」

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PHOTO: © WSL/Morris

セスの次の対戦相手は、R5でマイケル・フェブラリー(ZAF)を倒したディフェンディングチャンピオンの五十嵐カノア(JPN・写真上)
この日のカノアもローカルナレッジを活かしてマイケルよりも1ランク上のスコアメイクを披露。
2年連続のタイトル獲得に向けてギャラリーを大いに盛り上げていました。

「昨年優勝してから2連勝することがどれだけ素晴らしいことかを考えているんだ。それが自分のやるべきことであり、本気で取り組んでいるのさ。ホームタウンでのプレッシャーをバネにして、この街で再び優勝したい。マンオンマンのヒートになっても相手のことは気にしない。セスの凄いエアーを見て燃えたね。でも、自分のやるべきことに集中した。明日も同じ、準備も万全さ」

QFではカノアとセスのカードの他、コロヘ・アンディーノ vs グリフィン・コラピントのサンクレメンテの師弟対決、ジャドソン・アンドレ vs イタロ・フェレイラのブラジリアン対決など見所満載。
もちろん、最後の最後に笑うのがカノアであることを多くの日本人、ハンティントンローカルが願っていることでしょう。
なお、イタロに関してはヒート中に右足を負傷。すぐにメディカルチームによる処置を受けてベターになったとコメントしていましたが、出場するかどうかは明日の状態次第だそうです。


同時開催のジュニア、ウィメンズジュニア、初開催のウィメンズ『Duct Tape Invitational』はファイナルまで進行。
バロン・マミヤ、ゾイ・マクドゥーガル、ホノルア・ブロムフィルドと全てハワイアンが制しました。

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PHOTO: © WSL/Morris

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(『Duct Tape Invitational』は自由なフォーマット こんなタンデムライドもOK!)
PHOTO: © WSL/Rowland

ネクストコールは現地時間8月5日の朝7時(日本時間同日夜11時)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると南西ウネリ、南南東ウネリが強まる予報。

『Vans US Open of Surfing』公式サイト

>WSL公式サイト

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