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CT第6戦『Corona Open J-Bay』開幕!

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PHOTO: © WSL/Cestari

ベルズ、ブラジル、クラマス、ウルワツと4戦続けてブラジリアンが優勝と異例のシーズン、ブラジリアン・ストームが吹き荒れているワールドツアー。
次の舞台は世界有数のライトのポイントブレイク、南アフリカの「J-bay」
今年はウィメンズが初開催、ケリー・スレーター(USA)の怪我からの復帰、パーコことジョエル・パーキンソン(AUS)の今シーズン限りでの引退、バリで怪我をしたジョン・ジョン・フローレンス(HAW)の欠場などがトピックとして並び、ウェイティングピリオド初日の現地時間7月2日にスタート。

予想よりも早くウネリが入り、朝の内は公式3-4ftレンジ、日中はサイズアップ傾向となり、オフショアが強めながら「J-bay」らしい美しく力強い波。
R1の全てのヒート終了後、R2のH2まで進行してディフェンディングチャンピオンのフィリッペ・トレド(BRA)が9.17のハイエストスコア。
コナー・コフィン(USA)が16.14のハイエストスコアで共にR3へ。

その他、フレデリコ・モライス(PRT)、セバスチャン・ズィーツ(HAW)、五十嵐カノア(JPN・写真最上部)、ガブリエル・メディナ(BRA)、コロヘ・アンディーノ(USA)、ヤゴ・ドラ(BRA)、エイドリアン・バッカン(AUS)、グリフィン・コラピント(USA)、ジェレミー・フローレス(FRA)がラウンドアップ。
最後の「J-bay」となるパーコ、ウルワツでCT初優勝を果たしたパンダことウィリアン・カルドソ(BRA)もR1を通過。

「最近は結果を残せず、もどかしさを感じていた。ここでは自分のサーフィンを示したいよ。今20歳でツアーを楽しんでいるけど、もう3年目だからそろそろ成果を出したいと常に自分を奮い立たせているんだ。あのヒートは自分にとって大きかった。昨年も同じ状況でケリーに負けていたからね。今回は彼をやっつけたかった。ケリーに勝つことは常に大きな名誉さ」

R1のH3、ケリーとランキング3位のイタロ・フェレイラ(BRA)を相手に安定したライディングで勝利したカノア。
ケリーはサーフボードがマッチしていない印象、イタロはクラマスで見せた破竹の勢いが影を潜めていました。
ちなみにケリーはヒート後にMCブースでパーコの引退などについてコメント、自身も来年が最後のシーズンになるだろうと発言していました。

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PHOTO: © WSL/Cestari

ジョエル・パーキンソンが今シーズン限りで引退を表明

今回が最後の「J-bay」でのイベントとなるパーコはR1でカレントリーダーのジュリアン・ウィルソン(AUS)、トライアルから勝ち上がってきたローカルのマシュー・マクギリブレーと対戦してクロスゲームの末にR3進出。

「引退しようという気持ちはもう大分前からあったんだ。もう勝敗に関係なくサーフィンが出来る最初のヒートは楽しかったさ。このイベントの結果は気にしないよ。まるでワイルドカードで戻ってきたような気分。一周回ってきたようなものだね。最後のイベントは楽しんでサーフィンしたいし、やりたいようにやる。みんなのサーフィンも見たいね。今のツアーは素晴らしいサーファーばかり、そこに残れていることが光栄なんだ。ここでは常にサーフィンファンの一人として観戦している。もう競争するつもりは無いよ」

1999年にワイルドカードで優勝して以来、常に「J-bay」の象徴的な存在であったパーコ。
2015年以降はR3が壁になっていますが、勝利へのプレッシャーが無くなった今回、その壁を越える可能性は十分にありそう。
今週中盤に予想されているクラシックなコンディションまで勝ち上がってくれることを多くのファンが望んでいることでしょう。

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PHOTO: © WSL/Tostee

ジョーディ・スミス(ZAF)による「J-bay」史上初、CTでは10度目のパーフェクトヒート、合計8つの10ポイントがスコアされた昨年の「J-bay」
時を忘れてしまうような美しい舞台で最後に笑ったフィリッペ(写真上)は今年も優勝候補の筆頭と言える素晴らしいライディングを披露。
エアリアル向きの風では無かったこともあり、大きなマニューバーとバレルでハイエストスコアをマークしてマット・ウィルソン(AUS)、リプレイスメントのウィゴリー・ダンタス(BRA)を抑えていました。

「この舞台に戻ってこれて嬉しいよ。みんなが歓迎してくれ、温かく迎えてくれる。J-bayはまるでホームのようさ。もちろん、この波が大好き。完璧なJ-bayの波でサーフィン出来て最高だね。昨年と比べてサイズは無いけど、完璧なコンディションだし、インサイドのバレルは大きかった。昨年の優勝は自分のキャリアの中で大きな一勝だった。このイベントは本当に特別で、素晴らしい波で最高のサーフィンが出来る。今年もその可能性を秘めているよ」

世界一のサッカー大国ブラジル。
この日はロシアで開催されているワールドカップの決勝トーナメントでブラジルがメキシコと対戦したため、フィリッペを始め、ブラジリアン選手は盛り上がったのでは?

2ヒートだけ行われたR2ではジュリアンとウィゴリーがラウンドアップ。
イタロは早くも姿を消しています。

ネクストコールは現地時間7月3日の朝7時30分(日本時間同日午後2時30分)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると南南西ウネリが続き、風も合う予報。
5日の午後に大きな南西ウネリが入ることが予想されており、この日をファイナルデイと想定してイベントは進行していきそうです。

なお、今イベントからライブ中継がWSL公式Facebookでの配信(モバイルはWSL公式アプリから視聴可能)に移行。
すぐにシステムダウンと恐れていたことが現実になってしまったので、見逃したくない方はモバイルを優先した方が良いでしょう。

WSL公式サイト

#CoronaOpenJBay day one highlights "Everybody Knows" by @oppositetheother | @corona

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