コンテスト
QS6,000『Ichinomiya Chiba Open』5日目 ベスト4が決定!
千葉・志田下を舞台としたQS6,000『Ichinomiya Chiba Open』はクライマックスが間近!
5月25日にコンテスト5日目を迎え、SFを戦うベスト4が決定。
残り3ヒートで今年の勝者が決まります。
この日のコンディションは朝から南西のオフショアでクリーンなフェイス。
しかし、昨日強まった低気圧からの東〜南東ウネリがピークを過ぎてしまい、波数は少なめ。
QFのH1、セス・モニーツ(HAW・写真最上部) vs ジャドソン・アンドレ(BRA)のカードではリスタートがあったほど...。
前日のR4で高さのあるフロントサイドのフルローテーションエアー、完璧な着地でイベント初のパーフェクト10を出したセスはこの日も良い流れ。
序盤は左と右のピークに分かれた両者、2本の7ポイント台をまとめて主導権を握ると最後にはバックサイドでのローテーションエアーでダメ押しの8.00。
ブラジリアン・ストームの一角として優勝候補だったジャドソンを倒してSF進出。
「最初にリスタートがあったので、長いヒートだったね。リスタートの後、ジャドソンが早々と2つのスコアを出したんだ。自分はレフトの波でのエアーに良い風が吹いたので、それを狙っていたのさ。ジャドソンにチャンスを与えないためにプライオリティを利用して波に乗ったよ。堅実な試合運びが功を奏したね」
ちなみに多くの選手が軽いEPS(ポリエスチン)のサーフボードを使用する中、セスは最も歴史のある素材、PU(ポリウレタン)のフォームを使用。
この辺の細かい解説を今年もライブ中継で脇田貴之が行っており、他にも’目からウロコ’の情報が満載。
穏やかな間屋口香や今年は知識豊富な田嶋鉄兵も参加してイベントを盛り上げています。
この日のハイエストスコアはチャーリー・マーティン(FRA)とのH3でライトの波に狙いを絞り、8.33を出したライアン・カリナン(AUS・写真上)
6.07のバックアップスコアを重ね、今シーズン初のSF進出。
「今日のボードの調子に合い、他の選手があまり見ていなかったライトの波に固執したんだ。ウィメンズのヒートを見ていて南風がレフトの波に影響を与えていると感じたしね。QFまで進めば、勝敗に関わらず素晴らしい結果さ。日本は2013年以来だけど、ここでのQSはやりやすい。ヒートではCT同様に集中して楽しんでいるよ」
2016年にCT入りしたライアンでしたが、思うような結果を残せず、ルーキーイヤーを34位でフィニッシュして脱落。
QSからやり直した2017年はランキング52位と全く手が届きませんでした。
今年は現在ランキング76位。すでに3位以上は確定しているため、大きな変化がありそうです。
その他、SFに進んだのはノエ・マア・マクゴナグル(CRI)、アレックス・リベイロ(BRA)
昨年はジェシー・メンデスが正確なスコアメイクで圧勝した今イベント、今年も早いラウンドではブラジリアンの勢いが目立っていましたが、ベスト4はハワイ、コスタリカ、オーストラリア、ブラジルとバランス良く選手が揃った形に。
前日からスタートしたウィメンズQS1,000は参加人数が少ないこともあり、R2から一気にQFまで進行してベスト4が決定。
朝の内に行われたR2では潮が引いていたため、ワイドブレイク中心。
切れた波はフィニッシュまで繋がりにくく、スコアに結び付く波の選択が難しい状況。
4人ヒートで波数も少なく、プライオリティを持ち過ぎて最後までチャンスが訪れずに敗退する選手も...。
このようなコンディションでは「Stay Busy」に動きながら波に乗っていくのが基本、ディフェンディングチャンピオンの川合美乃里を始め、黒川日菜子、橋本恋などがスコアを伸ばして快調にラウンドアップ。
QFからはマンオンマン。
R2と比べて戦い方は変わりますが、基本的には「Stay Busy」の姿勢で挑んだ選手が強く、今回数少ない外国人選手の一人、カレル・ポケ(PYF)、黒川日菜子、橋本恋、松田詩野(写真上)がSF進出。
「ここでサーフィンするのは初めてよ。今のところ良い調子ね。私のサーフィンを出せるようにベストを尽くしている。タヒチのビーチブレイクも似たような感じだから、準備は出来ていたわ。気候も似ているし、風が吹いても大きな問題はない。このイベントでは良い結果を残したいわ」
2016年、初来日でQS1,000『Yumeya Surfing Games Tahara Pro』を制した経験があるカレル。
QFでディフェンディングチャンピオンの川合美乃里を倒したパワフルなグーフィーフッターとSFで対戦するのは黒川日菜子。
ウィメンズでは唯一の9.00をスコアしており、かなり調子は良さそうです。
5月26日のファーストコールは朝8時。
メンズ、ウィメンズ共にスタンバイ。
今年もオフィシャルフォーキャストを務めるBCM波情報によると南東ウネリにシフトしながらサイズダウン。
朝の内は風が弱く、日中はオンショアとなる東〜北東風が吹き込む見込みなので、影響が気になりそう。
■観戦予定の方へ
車を利用する場合、志田下の駐車場は選手や関係者専用になるため、観客の方は道路を挟んだ南宮駐車場を利用してください。
26日(土)~27日(日)はJR上総一ノ宮駅から会場までの無料送迎バスが運行。
詳細は以下で。
国際サーフィン大会・渚のファーマーズマーケット 送迎バス運行図
『Ichinomiya Chiba Open』公式サイト
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